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アフリカ・ウガンダ共和国
2015年6月渡航の記録
<第二弾>
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(※この文章及び写真はNPO法人MUKWANOのサポートメンバーとして現地へ1人渡航し、その日々の中で体感及び撮影したものとなります。)
もう気付けば夏だ。
僕がいつも気になるのは
気温より湿度だ。
気温が40度あろうと湿度が低ければ快適だし、気温が28度でも湿度が90%とかだったら不快だ。ああ、なんで関係ない話から始めてしまったのだろうかルッコラ食べたい。
ちなみにこの写真!僕が今回訪れたウガンダ共和国のホームスクールにあるサッカーゴールで、仮に強烈なシュートをクロスバーにぶち当てても壊れない頑丈さなのですが、これも今回の話とは関係のないルッコラ食べたい。
さて、
今回の記事では、
ウガンダ共和国の
個性的な食べ物を紹介しつつ、
僕が喰らった
ダブルパンチのお話をします。
先に伝えておくと、前回のブログ記事 とはテイストはかなり違くて、ちょっとエンタメ風な勢いで書いてます。すいません。
はい、
まずは、
個性的な食べ物を紹介!
その1!
ナイルパーチ!
一発目からインパクトが大きい代物。ウガンダはビクトリア湖の源流がある国だが、そっちの方で採れた巨大川魚が、内陸の街にも運ばれてくるようで。そして、ぶつ切りに叩き斬った身(写真でいう右手前に写ってるやつ)を、油がぐつぐついっている鍋に投入し、素揚げする。それに塩をかけて完成。
この食べ物、
一言で説明すると
臭い 笑
叩き斬った身を素揚げするので面白いくらいに魚の臭みが全然取れてない。口が臭くなるし、なんか食べてると口が痛くなる。でも、味自体はすごく美味しくて、たんぱくな食感の中にとろみと魚の甘みを感じれる。結構僕は個人的にクセになったりしてる。現に今も結構食べたくなってる。
その2!
ロレックス!
時計みたいな名前だけど、チャパティ。1年前のブログでも紹介したけど、チャパティ。
チャパティの中に
薄く焼いた卵焼きと
トマトとレッドオニオンを入れた
なんとも欧米風な食べ物。
これが一番口に合うゆえ、
行く度に一番食べてる軽食です。
その3!
チガジ!
まず、首都カンパラなど大きい街にはないって現地の人は言ってました。山奥だからこそのチガジ。そして、これは腹痛やマラリアなどに効果(予防面も含めて)があるそうで、薬のような立ち位置で、僕の滞在してたホームスクールでも子供たちを並ばせて食べさせてました。たぶん日本でいうアロエのようなものかと。
ちなみに激マズです…笑
今回も食べましたけど、おえええええってなりました(僕がおえええええってなってたら、子供たちは大爆笑してた)。とはいえ、「これは何々に効く草だよ」みたいな植物が結構あって、僕は「ただの雑草やん!」って毎回ツッコみたくなるのですが、やっぱりこの地で先人達が築き上げてきた知恵がこの人たちを守っているのだなあと感心しました。でも実際に日本人の僕が食べたところで雑草過ぎておえええええってなります。
最後にその4!
納得できないお酒の割り方!
去年紹介した「マルワ」というビールをお湯で割って飲むやつも僕は納得できなかったけど、今年はそれ以上に納得できない割り方を、知り合いがちらほらやっていた。なんと、コーヒーリキュールをキリートレモン系の酸っぱい炭酸で割るという飲み方 笑。
コーヒーリキュールはミルクと割ってカルーアミルクにするのがたぶんベストだと思うんだけど、キリートレモン系の酸っぱい炭酸もせめてウォッカやジンで割れば美味しいと思うんだけど、なんでこの2つが出会ってしまったのか。例えるならハローキティちゃんと本田圭佑選手が月9の恋愛ドラマで共演するくらい合ってない。実際飲んでみたら不味かったし。 ってここまで強気に発言しつつ、帰国してググッてみたら普通にそういう飲み方もあるとのこと。現地のみんなに「えー!」とか言ってしまったことほんと申し訳なく思ってます…苦笑
そんな感じで
だいぶパンチの効いた食文化が、
アフリカ全土に広がってて
そんな想像すると、
なんだか面白いものだなと思う。
さてさて、
「パンチの効いた」
で思い出したけど、
僕が喰らったダブルパンチの話もしなきゃ。
ダブルパンチと言うからには、2つのパンチなわけで。「左ジャブからの右フック」とか「右ボディ2発」とか「マジンガーZの手が飛ぶやつ」とか「はたまたナイルパーチを2匹食った」とか、この短時間の間で色々想像してくれてた人もいるかもしれないありがとう。なんと、今回僕が喰らったダブルパンチとは、皆さんも驚くこと必至!「エンフーフ」と「ジガー」なんです!
へ…( ̄д ̄)?笑
あれ、やっぱり何それって感じですかね。帰国後に行った皮膚科の先生も同じような反応してましたよ。ごめんなさいねって言いながらジガーが何かググってましたよ笑
まず先に。
「エンフーフ」は現地の言葉で
「ダスト」の意味です。
赤土が凄いので、
土煙のダストが凄くて。
1日外にいるだけで、寝る前に
ウェットシートとかで顔拭けば、
もう白いシートが
2枚分くらいまっ茶色。
そんなダストに右目をすっかりやられ、腫れ上がってしまい。今まではこんなことなかったのに、数日間は自家製眼帯で生活することに。 まあ、でも、そのおかげで「僕の右目はエンフーフのせいで痛くなってるんだ」っていう高度な現地語を覚えることができたので、プラスマイナスはゼロでしたねたぶん。やったね。
ちなみにこの帽子は山奥の何処かで失くしてしまった。誰か拾って俺の分もかぶってくれたまえ。とりあえずこの帽子のおかげで「僕の帽子はエンフーフのせいで汚れてしまっている」っていう現地語も覚えられたから、失くしたもののプラスマイナスはゼロでしたねたぶん。やったね。
そして、
お待ちかね?
「ジガー」。
ジガーは日本語でいうとスナノミらしい。寄生虫のような感じで、切り傷とかなくても、人の足の中に貫通して入って、体内に卵を産み付けて、外に出て生涯を終える、みたいな生態らしく。これも首都とかでかかることは多分なく、山奥ならでは的な。現地の人はさりげなくジガーに苦戦してます。
そうなんです、
とうとう僕も今回
喰らってしまったのです
ジガーパンチを。
今までしっかり防げていたのに。ふと気付くと左足の内側部分。サッカーでいうインサイドキック蹴る時に使う場所に、なにやら白くて厚くて大きなデキモノが。「これもしかしてジガーじゃね?」「え、これもしかしてジガーじゃね?」「うわ、これもしかしてジガーじゃね?」って3回も独り言を言ってしまったことを今も覚えてます。
早期発見の場合は、卵を産み付けられる前に取り出せるかどうかでグロい足になるか、かわいいあんよのままでいられるか、変わってくるようなことを聞いた記憶があったので、「僕はかわいいあんよのままでいたい!」って思って、すぐに現地の友人に相談。ちなみにかわいいあんよでいたいは独り言で口に出してはいません。
相談の結果、思ったとおり、すぐに取り出そうってなりまして。まあ近くに病院ないし、僕もすでに足痛くなってたので、その場で急いで処方スタート。僕が持っていた新品の安全ピンを使って、足のデキモノの周りを縫うように切っていく、そして皮を切り取り、その安全ピンで、ジガーに侵された部分をほじって取っていく。そしてなにやら消毒液っぽいものを垂らしてはい終了。無事にオペは成功した。よかったよかった、めでたしめでたし。
…って思うじゃん!?この一連の動作、麻酔なしだったからね。普通に痛いよね。痛いとかを超えて、なんか気を失いそうだったからね。僕も武井壮さんみたいに痛みに猛烈に強い男になりたいなと思いました。
でも、やってくれた人が凄い上手かったと思う。本当に感謝。人によっては摘出後も足が不定期に疼いたり、卵が結局孵化しちゃってグロい足になって大変な思いをしたり、するみたいですが、僕は若干数週間疼いたものの、もうたぶん大丈夫。傷が未だ完全には消え切ってなくて、確定はできないのですが、僕の左足からは「たぶん大丈夫」っていう雰囲気しか醸し出ていない、のでたぶん大丈夫。そろそろサッカーもできるはず。
というわけで、
僕が喰らったダブルパンチと
食べ物紹介でした。
まあ、要するにマラリアになったり、
盗難や事故に遭ったりとかが
無かったということで、
ほんと良かったです。
今回は若干エンタメ風に書いてしまいまってすいませんが、ほんとにジガー笑えないので気をつけてください皆さんもくれぐれもルッコラ食べたい。
小川光一