『妖怪オタクな映画監督が水木しげるロードで全ブロンズ像177体を本気撮影してみた』(各妖怪の解説付き!)


 
 
どーも!光一です!
いよいよ2018年も終わりですね。
 
 
2018年にあったニュースといえば何を真っ先に思い出しますか?そうですね、水木しげるロードの大型リニューアルですね笑(/・ω・)/
 
 
水木しげる氏は『ゲゲゲの鬼太郎』『悪魔くん』『河童の三平』などを世に残した漫画家で、彼の故郷である鳥取県境港市には、水木しげるロードという商店街があります。
 
全長800mの通りに(歩道の両サイドに)、大量の妖怪ブロンズ像が立ち並び、街全体が主に『ゲゲゲの鬼太郎』コンテンツで盛り上がっています。その勢いは鳥取砂丘の観光者数を追い抜く年がしょっちゅうあるほど。
 
そんな水木しげるロードが今年7月14日に、歩道が一部広くなったり、妖怪イルミネーションを導入したり、装い新たになったのです。偶然にも僕の最新映画『いつか君の花明かりには( http://itsuhana.ifdef.jp )』の全国公開日と同じ日という奇跡(/・ω・)/
 
 
『ゲゲゲの鬼太郎』で幼少期を育った僕としては、水木しげる氏は祖父のようなもので、鳥取県境港市を訪れることは里帰りと言っても過言ではなく(さすがに過言か笑)。
 
今年は9月に日帰りで行ったのですが、もっと満喫したい!と思い、血迷った末に先日、クリスマスに妖怪訪問をして来ました笑(/・ω・)/
 
 
 
 
 
小川光一

 
ちょうど到着したタイミングが、「水木しげるロードのChristmas Night」による妖怪ナイトウォークの時間で、着いてすぐに鬼太郎と鉢合わせる奇跡。マジ指鉄砲。
 
再三に渡る訪問にも関わらず、今まで鬼太郎に会えず仕舞いの日々だったので、実はこれが鬼太郎初対面。喜怒哀楽があまり顔に出ない人格の僕も、思わず嬉しさを堪えきれない表情に。お恥ずかしい(/・ω・)/
 
ということで、クリスマスモードの水木しげるロード。「クリスマスと妖怪」というアンバランスさも、なかなか味わい深いものでした。
 
 
 
 

  
 
 
 
そして、水木しげるロードのど真ん中にある民宿に泊まり、商店街の方々か、他の観光客の方々に「髪型が霊毛ちゃんちゃんこみたいですね」とツッコまれることを心待ちにしながら3泊4日(笑)。童心に返り、水木しげるロードを満喫する僕(/・ω・)/
 
(正福寺を訪問して、水木しげる氏が別世界があることを知るきっかけになった地獄絵図を鑑賞させてもらうなど、水木しげる氏の歴史を学ぶ時間もしっかり確保)
 
 


 
 
 
 
 
そして、かなり割愛しますが、楽しい時間は一瞬で過ぎ去り、滞在ラスト日の12月26日になりました。この日はなんと、水木しげるロード振興会の皆さんが妖怪ブロンズ像にしめ縄飾りをする日という奇跡。
 
前日までクリスマスモードだった水木しげるロードは一気に正月モードに。なんならクリスマスリース等の取り外しは後回しのようで、クリスマスと正月が混在するカオスワールドに笑。マジ指鉄砲。随分とレアな日に滞在できたものです(/・ω・)/
 
「正月はもっと人が来るんだぞ」と商店街の人が言ってました。お餅を配ったり大賑わいだそうで。いつかそちらにも訪問できればいいなあと思う次第です。
 
 


 
 
 
 
さて、
ここまでが建前(笑)。
ここからが本題です(/・ω・)/
 
 
僕は妖怪が大好きです。
 
物を大切にする重要性。
 
環境を大切にする重要性。
 
誰かを大切にする重要性。
 
彼らの多くは、人として生きる上での正しい方向を示してくれるからです。理不尽に凶暴な妖怪はあくまでひと握りで、社会教育的な妖怪が多い、彼らから学ぶべきことは多い、と僕は考えています。
 
 
 
そんな妖怪に対する
この溢れんばかりの愛を
 
人生で一度きり、この瞬間に
大放出しようと思うのです笑。
 
 
そんなこんなで
 
実は今回の滞在で
 
僕は「とある本気」を出して来ました。
 
 
 
 
 
妖怪オタクであり、映画監督であり、写真カメラマンの仕事も行う身であり、長文を書くことが苦ではない、そんな僕だからできること。
 
そうなんです、今回の水木しげるロード大型リニューアルに伴って増えたものを含め、妖怪ブロンズ像177体すべてを本気で撮影してみたのです笑。
 
 
(霊毛ちゃんちゃんこみたいな髪型をしたお兄さんがごっつい一眼レフカメラを持って妖怪ブロンズ像と連日に渡って向き合う様はさぞかし異様だったことだと思います笑。見かけたよという方々ごめんなさい笑)
 
 
 
ということで!!
 
今からブロンズ像177体を
順番に紹介していきます!!
 
どんな妖怪なのか
解説付きで。
 
妖怪初心者の人も
楽しめるように僕視点で。
 
「あれ、妖怪ちょっと面白いな。今度水木しげるロード行ってみようかな」という人が1人でも2人でも増えたら嬉しい限りです(/・ω・)/
 
 
 
そんな大量な写真と文章、そもそも一つのブログ記事にアップロードできるのだろうか…そんな大量な写真と文章、誰が最後まで読んでくれるのだろうか…という様々な不安には目を瞑ります笑。
 
僕の生きた証の一つとして、今この瞬間に、このブログを、この妖怪愛を、インターネット社会に残すだけでも意味があります笑。
 
 
ここから下は希望者だけ
読んでください(/・ω・)/
 
身の毛もよだつほどの長文です。
妖怪もびっくりです。
 
なので、飛ばし読みでも
全然OKです。
 
 
 
ではでは!
 
読んでくれる方々、
ありがとうございます!
ようこそ妖怪の世界へ!
 
僕と一緒に妖怪の奥深さ
味わっていきましょう(/・ω・)/
 
 
 
 
 
+ + + + + + +
 
 
 
 
 
1・2・3・4
【水木しげる先生執筆中】
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トップバッターはこちら!!水木しげるロードで一番最初に僕たちを迎えてくれる銅像です、「水木しげる氏」の執筆を見守る「目玉おやじ」「ねずみ男」「鬼太郎」のカルテット。JR境線の列車が妖怪仕様になる&各駅に別名(妖怪名)が名付けられた記念に建てられました。ちなみに全177体の内、人間と妖怪が一緒になっているのは3箇所だけ!
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5・6
【鬼太郎ポスト】
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一反木綿と見せかけてハガキに乗っている遊び心フェイク笑!JR境港駅前にある郵便ポストに目玉おやじ&鬼太郎がいます。ロード内各所にある「妖怪ポスト」とは違う(普通のポストです)ので注意です!
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7・8・9
【河童の三平・タヌキ・カッパ】
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水木しげる氏の作品『河童の三平』の主要キャラたちの銅像が駅前にドーンとあります!河童にそっくりな少年である三平、三平にそっくりな河童のカン平、インテリ系タヌキ。鬼太郎のアニメ第1シリーズが放送されている同時期に実写版の三平が流れていたらしい…色々な意味で危ない香りしかしない…笑
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10【死神】
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『河童の三平』に出てくる死神!死にそうな人間に警告して、実際に死んでしまったら、死の国へ魂を運搬。これが彼の仕事なんだけど、業績が悪くて三平たちの魂を無理やり死の国に持って行こうとする理不尽極まりないヤバいやつ笑。大好物のスイカを食べてます。
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「世界妖怪会議」コーナー
世界を代表する妖怪たちのブロンズ像(11~16)が円卓会議をしています。JR境港駅のすぐ近くで、電車や駅のホームからも見えます。歴代のライバルたちと鬼太郎は何を話しているのか、それはあなたの想像次第!

 
 
 
11【吸血鬼エリート】
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初期の貸本時代から鬼太郎シリーズに登場するライバルの一人!別名「霧の中のジョニー」!アニメだと墓場鬼太郎、第1シリーズ、第4シリーズ、第5シリーズなどに登場する強敵です。水木しげる氏の友人で日本有数のフィルム収集家であるつゆきサブロー氏がモデルとのこと。簡単に説明すると、ギターで催眠かけたりする名誉欲の強いおじさん。
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12・13
【鬼太郎と目玉おやじ】
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境港駅から数えて三体目となるゲゲゲの親子コンビ!この鬼太郎が最も新しく、かつ一番ツーショット写真が撮りやすいです。世界の妖怪たちに何かを提案しているテイストなので、「鬼太郎プレゼンテーションVer.」とでも名付けておきます笑
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14【女夜叉】
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にょやしゃ!アニメ第1シリーズではドラキュラが牽引する吸血妖怪軍団の一員で登場、アニメ第3シリーズではヒー族の神として妖怪帝国日本支部を作ろうと上陸。鬼太郎を苦しめてきたワールド妖怪です。中国風なんだけど、メキシコの仮面がモチーフらしいよ。
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15【バックベアード】
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西洋妖怪の首領!鬼太郎に詳しくなくても「なんか見たことある」っていう人は多いのではないでしょうか。鬼太郎シリーズファンにとっては根強い人気キャラ。催眠術かけたり、相手を灰にしたり、破壊光線出したり、とにかく鬼太郎を苦しませるスペシャルな強敵です。こいつを完全消滅させられる日は来るのか、第6シリーズでもやっぱり出てきましたね!
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16【アササボンサン】
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西アフリカの吸血鬼「アサンボサム」がモデルになっている南方妖怪!アニメ第1シリーズではドラキュラが牽引する吸血妖怪軍団の一員で登場、アニメ第5シリーズでは南方妖怪たちとゴレンジャーを結成して、鬼太郎に挑んだり仲良くしたりする姿が印象的。戦闘力高めで口から樹液を吐きます!
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17【水木しげる氏顕彰像】
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米寿(88歳)を迎えた水木しげる氏の功績を石碑として建てたのがこちら!世界妖怪会議コーナー方面の少し離れたところに建っています。石碑には「なまけ者になりなさい」という水木しげる氏のスローガンが刻まれてます。
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番外編【正福寺の水木しげる】
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ちなみに、水木しげる氏の先祖代々のお墓がある正福寺に、傘寿(80歳)を記念して建てられた像もあります。こちらの本堂には、幼少期の水木しげる氏が夢中で見ていたという地獄極楽絵が掛けられていたり、水木しげる氏を妖怪の世界に誘った近所のおばあちゃん・のんのんばあの形見である和鏡も展示されていたりします。一見の価値あり!
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18【魔女の花子】
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『河童の三平』に出てくる魔女の花子!トイレの花子さんと似ているけど関係性はあるのかな。三平の友人で、死神に魂を奪われそうになっている三平を助けてあげたり、とても良い女性です。
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19【大海獣】
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水木しげる氏が戦争で派遣されていたパプアニューギニアに棲息していたとされる巨大生物。歴代シリーズで扱われる超有名エピソードで、鬼太郎を見ていて一番切なくなるやつです。目玉おやじの涙が、存在する全エピソードの中で一番直球ストレートだと思っている。2018年夏のリニューアルで新しくできたたので、他のブロンズ像よりかなり綺麗です!
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20【姑獲鳥】
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うぶめ!子どもをさらう習性がある中国に伝わる妖怪で、アニメ版鬼太郎の第1シリーズから出演する鬼太郎の敵。鬼太郎はこいつによく丸飲みにされます笑。「幼い子どもを亡くした美しい女性が怨念(妖怪)となって自分の子どもを探している」という設定が多いです!80体目の濡れ女と関係があるという説も。
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21【のっぺらぼう】
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知名度MAXのTHE・妖怪!鬼太郎のストーリーでは、「人魂の天ぷらを人に食べさせて、それを食べた人を体調不良にして、顔を盗む」という流れが主流。ちなみに、妖怪楽園という施設内の鬼太郎ラテを飲むと、4分の1の確率でのっぺらぼうがねずみ男の顔を盗むストーリー(まさにこのブロンズ像!)が描かれたコースターがもらえますし、同施設内に貼ってあるチラシの中に、のっぺらぼうのめっちゃ面白いコンテンツがあります。ぜひ探してみてください!
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22【丸毛】
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貯金箱の妖怪・まるげ!お金は入れられるのに、出そうとすると噛みつくという「お金を貯めることの大切さ」を促す妖怪。特に、鬼太郎の第3シリーズの映画『最強妖怪軍団!日本上陸!!』で大活躍します。水木しげるロード的には、2018年夏のリニューアルで元々奥にあったブロンズ像がかなり境港駅前側に移動してます!実際は赤毛でもっと可愛いです。僕が好きな妖怪トップ10に入るかな!
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23【だるま】
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初期の頃から鬼太郎を苦しめて来ただるま!戦闘力が意外と高いんですよね。縁起が悪いからって4を飛ばすことあるじゃないですか。3階と5階の間の、本当はない4階に住んでいて、っていう設定が多い妖怪です。小さいだるまを大量に出してくるんですけど、その中に実は本体がいて、そいつの存在に気付いて攻撃できれば即試合終了です笑。
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24【ねずみ男】
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ねこ娘や一反木綿たちよりも、誰よりも鬼太郎と昔から交流があるねずみ男。ビジネスライクで頻繁に鬼太郎を裏切るんだけど、それでも最終的には帰ってくるし、鬼太郎も許しちゃう笑。水木しげる氏なりの友情や腐れ縁が、ねずみ男を通して表現されているのが『ゲゲゲの鬼太郎』の良さ、だといつも思う次第です。ちなみにこのねずみ男がロード内で最も大きいねずみ男。
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25【鬼太郎のゲタ】
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ちゃんちゃんこでもなく、オカリナでもなく、鬼太郎アイテムで唯一の単独ブロンズ像となっているのがゲタ!脳派でコントロールできる優れもので、足から放たれたゲタは、鬼太郎の自由自在に動きます。アニメ版鬼太郎の第5シリーズ、ばけぞうりエピソードでは、「靴を大事にする大切さ」の中で、自らの意志でばけぞうり側に付いたり、鬼太郎に日頃の感謝を促す描写があります。こいつのパワーは正直未知数です笑。
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26【鬼太郎】
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順番は前後しますが、JR境港駅から数えて七体目となる鬼太郎!ここから本格的な水木しげるロードになりますよ、という入り口にドーンと設置されています。大体いつも目玉おやじと一緒に妖怪ブロンズ像化されている鬼太郎ですが、ここは珍しく単体。「おやじさん抜きで一緒に記念撮影したいんだよ」というマニアックな人にはオススメの鬼太郎です笑
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27【目玉おやじ】
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26体目の鬼太郎の隣りにいるものの、珍しく切り離されている単体の目玉おやじ。よっぽど色々な人に触られるのか、かなり剥げて変色しています笑。僕が思うこのブロンズ像の魅力的な点は、「雨が降った後、茶碗に水が溜まってリアリティが増すこと」です!雨降りの日は、歩くのが嫌になるかもしれませんが、こうやって味わい深くなるブロンズ像も沢山あるので、ぜひ雨の日こそ妖怪散策を!
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「河童の泉」コーナー
2008年に作られた妖怪広場の泉!9体の妖怪ブロンズ像がそれぞれ自由気ままなことをしています。泉に向かって小便をしている鬼太郎が圧倒的に一番自由(笑)。泉の向こうは立ち入り禁止なので、ここの9体は他の168体と違って「触ることができない」のが特徴です。

 
 
 
28【鬼太郎】
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順番は前後しますが、JR境港駅から数えて五体目となる鬼太郎!目玉おやじが側にいない数少ないバージョンの鬼太郎ですが、しつけ役のお父さんがいないせいか、川に向かって小便をするという暴挙に走っています笑。日頃みんなを助けてくれる正義のヒーローゆえ、たまにはクレイジーな行動も大目に見てあげましょう笑。
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29・30
【カッパ】【タヌキ】
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『河童の三平』のカッパのカン平とインテリ狸。河童の三平はラストがとても悲しいのですが、その哀愁をどこか感じるのがこの二人のブロンズ像の佇まいです。とはいえ、タヌキの方はグッズとしてかなり人気なので(シンプルにかわいいから)、ロード内の鬼太郎ショップでも沢山売られています。このタヌキが何か分からずに買っている人も多そう笑
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31・32
【河童の三平】【悪魔くん(松下一郎)】
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『河童の三平』の三平と、『悪魔くん』の悪魔くん。ヒット作の二大主人公がここにそろい踏み!!ちなみに写真左に映っているのは初代の悪魔くん。三人いる悪魔くんの内、元祖となる悪魔くんです。大手電機メーカーの社長令息で超天才っていう設定だった気がする確か笑
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33【小豆洗い】
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夜の谷川のほとりや橋の下に現れては小豆をショキショキと洗う妖怪!全国的に出現していた化け物で、ときには「小豆とごうか、人とって食おうか、ショキショキ…」と歌うことがあったらしい。子どもが日が暮れたらちゃんと家に帰るように、しつけのために生まれた妖怪なんじゃないかなとも思ってたりします。実写版映画ではナインティナインの岡村隆史さんが演じたり、何かと話題になるのがこの小豆洗いです。
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34・35
【さざえ鬼】【岸涯小僧】
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泉のほとりに座っているさざえ鬼(写真左)とがんぎ小僧(写真右)!さざえ鬼は歴代の鬼太郎を脅かす鬼太郎シリーズ安定の敵キャラ。実際の妖怪としての伝記では、海の男たちをたぶらかして睾丸を奪うというヤバいやつ。一方のがんぎ小僧はギザギザの歯でバリバリと魚を食べるのが特徴な河童系妖怪。アニメの鬼太郎では第4シリーズで「ねずみ男を尊敬するキャラ」という激レアなキャラとして出演しています。ねずみ男をリスペクトするなんてなんと物好きな…笑
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36【ねずみ男】
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ビビビのねずみ男!鬼太郎のアニメシリーズではよく溺れて「助けてくれよ」と嘆くシーンを見かけるので、水泳は不得意だと認識しています。その点で、この見事なクロールのフォームには一見違和感を感じる。だけど、よくこの泉を見つめると、結構な数のお賽銭が泉の中に投げ込まれているんですよね。「そうか、そのお金を拾うためとあれば、ねずみ男も美しいクロールくらい出来るものだ」と納得する次第です笑
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37・38・39
【隠岐へ向かう鬼太郎親子と水木しげる氏】
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順番は前後しますが、JR境港駅から数えて六体目となる鬼太郎!ここ境港市からフェリーで行ける「隠岐の島」という島があります。水木しげる氏にとって隠岐の島もルーツなので、そこにも実は妖怪ブロンズ像が10体あります(177体には数えられていない)!そこへの案内のために建てられたのがこちら!台座部分には隠岐の島につながっているという設定のトンネルが空いています。本当にその穴から行ける時間帯が真夜中にあったりして…笑
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40【ムーラちゃん】
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水木しげる氏が作り出したオリジナルキャラクター。かわいい顔をして妖怪と闘う王子さま。このムーラちゃんの名前の由来は、水木しげる氏の本名である「武良(むら)」から付けられてるらしい笑。そして、この作品の登場人物には長女や次女がモデルになった人間も出てくる。とっても水木家チックな作品の模様。
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41【テレビくん】
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貧乏時代をどうにか食いつないでいた水木しげる氏の元に講談社から「どんな作品を書いてもいい」と破格のオファーが舞い込み、その時に誕生した作品が『テレビくん』。テレビの中を自由に行き来できる不思議な少年の物語。食べたいものをテレビの中から取ったり、貧しい人を励まして回ったり、貧困に苦しんだ水木しげる氏の妄想こそが生んだと言える哲学的な作品です!
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42・43
【ゲゲゲの鬼太郎の塔】
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順番は前後しますが、JR境港駅から数えて四体目となる鬼太郎!十体いる鬼太郎の中で一番小さいのがこの鬼太郎です。2メートル30センチの塔の上には、鬼太郎を見下ろす目玉おやじがいます。鬼太郎の台座は水溜めになっていて、鳥がいることもあるとか。
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44【コケカキイキイ】
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水木しげる氏が生み出した架空の生物。老婆、捨て子の赤ん坊、捨て猫、シラミ等々、様々な弱者が合体して出来た妖怪。このコケカキイキイを主人公に据えた社会風刺的要素の強い作品があったりします。(この作品にはねずみ男も登場してコケカキイキイと対峙します笑)
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45【サラリーマン山田】
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1964年の初登場以来、水木しげる氏の作品に再三に渡って出てくる脇役です。想像付くと思いますが、性格はどんな点においても冴えません笑。ちなみに、地元民も利用する境港市内を周回するバス・はまる~ぷバスには、サラリーマン山田仕様にデコレーションされたものもあります!サラリーマン山田ファンには是非とも乗って欲しい笑。
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46【フーシギくん】
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1974年に誕生した作品の主人公で、手足を自由に伸ばして妖怪と闘うフーシギくん。海賊王を目指す某主人公は、このフーシギくんからインスパイアを受けたのではないかと勝手に思ったりしている笑。ちなみに水木しげる氏の家族はこの作品が大好きらしく、フーシギ君の歌を勝手に作ってよく家で歌っていたらしい。聴いてみたい……笑
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47【メフィスト二世】
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埋もれ木真吾バージョンの悪魔くんに仕える十二使徒の一人。十二使徒の中では一番戦闘能力高いんじゃないかな。その魔力も全部、お父さんのメフィスト譲りです。ちなみに、大好物はラーメン。「メフィスト二世ラーメン」とか是非どこかの飲食店で開発して欲しいところ笑。
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48【悪魔くん(埋もれ木真吾)】
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三種類いる悪魔くんの中でも最新版のやつ(でも三代目と思いきや、初代の松下悪魔くんが最終話に出てきて、この埋もれ木悪魔くんが二代目と判明するらしい笑)。「一万年に一人現れ、世界を天国のような場所にすることができる救世主(メシア)」として、十二使徒を従えて、悪事を犯す「黒悪魔」を退治する、スーパー正義の味方です!
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49・50
【魔法陣の悪魔くん(山田真吾)とメフィスト】
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水木しげる氏のヒット作の一つ『悪魔くん』!三種類いる悪魔くんの中でも、放送期間としては真ん中の悪魔くんです。右にいるのは凄まじい魔力の持ち主のメフィスト。ソロモンの笛という弱点アイテムによって、悪魔くんにこき使われてます笑。リニューアル前は51体目の家獣もこのブロンズ像のすぐ真横に建っていたんですが、今は少し離れたところに(隣りではある)。
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51【家獣】
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『悪魔くん』に出てくる十二使徒の一人。この中にみんなで乗って移動できます。家というよりは乗り物。同じく十二使徒の一人である「象人(ぞうじん)」が家獣から顔を出してるのに気付けたら、あなたはれっきとした悪魔くんマニアに違いありません笑
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52【つるべおとし】
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さて、この辺りから妖怪っぽい妖怪が増えてきます!つるべおとしは、大木から急に落ちてくる妖怪。西日本、特に京都府亀岡市で出現したつるべおとしは、人を食べることもよくあったらしい。その一方で、東北に出現したつるべおとしは、木からドスンと十数個の巨大な顔が落ちてきて、ゲラゲラ笑うだけ笑って、木の上に戻っていったと言われています(一体何がしたいんだ…笑)。このブロンズ像や、『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズに出てくるつるべおとしはいつもひょうきんな顔付きなので、きっと東北の方のつるべ落としなんでしょうね。
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53【竹切狸】
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京都府の現・亀岡市辺りによく出たと言われる妖怪!「夜中の竹やぶで、竹を切る音、竹が倒れる音がするのに、朝に行くと何事もない」という人間を不思議がらせることで楽しんでいた狸と言われています。ちなみに、俳優のウエンツ瑛士が主演した『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』で竹切狸の家族が登場するのですが、ほしのあき&ブラザートムが演じてたりします、観る機会があればぜひ注目してみてください笑。
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54【砂かけ婆】
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『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズですっかりお馴染みの通称「おばば」!アニメ版の第1シリーズから登場する戦闘能力が高いお婆さんです(第1シリーズでは容姿が今とかけ離れ過ぎていて、「誰?!」となります笑)。近畿地方によく出現したとされていて、神社がある山の中で、人間に対して大量の砂を振りかけてくるらしい。そこにどんな目的があるのか、ぜひ鬼太郎に直撃インタビューして欲しいものです笑。
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55【コロポックル】
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北海道の妖怪!アイヌの伝説に出てくるんですけど、様々な知恵を人間に授けてくれる良い妖精的な小人です。アイヌ語で「フキの葉の下に住む人」という意味があります。水木しげる氏の作品の中に「コロポックルの枕」というちょっと過激なお話があります…めっちゃ怖いよ…
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56【手の目】
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「盲人をだますと七代祟る」という言葉があるように、悪党に殺された盲人の恨みがこの手の目を生んだと言われています。目が生えた手をかざして、自分を殺した悪党を探して彷徨い続ける切ない妖怪。鬼太郎のアニメシリーズでは、大きなライバルとはならないものの、常に敵サイドとして鬼太郎の命を狙っていたり、鬼太郎のことを快く思っていない勢の一人として描かれています。
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57【さがり】
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岡山県邑久郡や熊本県玉名市で目撃されたという「木にぶら下がっている馬の首」がこのさがり。ガサガサ音がする方を見て、それが馬の首で、ヒヒーンと鳴かれた時には誰もが心臓止まるくらい驚くだろうな。その土地で病気で死んだ馬がこのさがりになるんじゃないかと言われています。
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58【キジムナー】
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鬼太郎のアニメシリーズでおなじみのキジムナー!南方妖怪たちのショッカー的立ち位置で鬼太郎に襲いかかるシチュエーションが主流!雑魚のように描写されがちだけど、炎を吐く力があるので戦闘力は意外と高め。実際に出たとされる沖縄では、火事が起きた時にキジムナーの火ではないかと言われた時代もあったとか。そして、そんな彼らが宿る木に芋を備えたら友達になれたという話も…友達になったらキジムナーと何ができるんだろう…笑
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59【貧乏神】
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2018年の大幅リニューアルで妖怪ブロンズ像は再配置されたのですが、商店街の中腹、ここから78体目までは神様ゾーン(神仏・吉凶を司る妖怪たち)になります。そのトップバッターは貧乏神。貧乏をその家庭にもたらす最悪な神様ですが、貧困時代が長い水木しげる氏にとってはゆかりのある神様だったのかもしれません。ドラマ版『ゲゲゲの女房』でガッツリ出てくる幽霊みたいなおじさんはこの人です。
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60【たにぐく】
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古事記に登場するヒキガエルの神様。漢字で書くと多繭具久。島根県松江市や福岡県久留米市で言い伝えられている国作り、国固めに一役を買ったやつ。この人の影響で「ヒキガエルを食べると人は仙人のようになる」なんていう言葉が生まれたと言われています。仙人になりたくても、ヒキガエルは食べたくないよね…笑。
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61【八岐大蛇】
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誰もが聞き覚えがあるであろう「やまたのおろち」!様々な映画やゲームで扱われる頭と尾が八つずつある巨大な蛇です。古事記や日本書紀に出てくる神話的生物ですが、実はこいつの出現場所はこの鳥取県境港市のすぐそば出雲。元々鳥取や島根はそういった伝説が残りやすい風土だったのかもしれません。
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62【大元神】
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おおもとがみ!島根県や広島県などで村の守護神として祀られていた開拓祖神!蛇藁(へびわら)という蛇に似たしめ縄をとぐろに巻いた形が主流らしい。周辺の木を伐ると松明のような火の玉が落ちてきて大怪我をするという記述がある場所もあり、52体目のつるべおとしみたいな「触れてはいけない木の部類」とも言えます。
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63【アマメハギ】
―――――
アマメ=足の怠けダコ、ということで、怠け者のタコを剥ぎ取りに来る能登半島の神のつかい。このアマメハギが、大人をしっかりと働かせ、子どもには大人の言うことを聞かせ、とても教育的な意味合いを社会にもたらしていたと言えます。素晴らしい。泣く子はいねえかっていう秋田のナマハゲと親戚に違いないですね。
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64【隠神刑部狸】
――――― 
いぬがみぎょうぶだぬき。四国はタヌキ伝説が沢山ありますが、このタヌキはそういったタヌキの総大将。凄まじい数のタヌキを従えて松山城を攻め落とそうとしたこともあるとか笑。その経緯を汲んで、アニメの鬼太郎では狸城なんかが出てくるシリーズもあったり。最新の第6シリーズでは、謎の黒づくめの男にお札を剥がしてもらって復活。鬼太郎を脅かしてました。かわいい顔して常に鬼太郎の敵なタヌキです。
―――――

 
 
 
65【田の神】
―――――
豊かな実りをもたらす畑の神様。能登半島や九州地方などで特に盛んに崇められていて、田の神の祭りなどが行われていたそうです。「病田(やみだ)」なんていう畑やそれを耕すものを死なせるとんでもない妖怪もいたりするのですが、そいつとはライバル関係にあるのでしょうかね。
―――――

 
 
 
66【件】
―――――
くだん!僕が好きな妖怪五本指に入る妖怪です!「牛から生まれるなり、人の言葉で何かを予言して、間もなく死んでしまう」という切なすぎる生き物。人に何かを予言するために生まれてすぐに死ぬ子牛なんて、切なすぎる。ちなみに、子役時代の神木隆之介が主演した『妖怪大戦争』で、冒頭にくだんに似た妖怪が出てきます。こういう人のために生きる妖怪がいたことに、何か言葉にならない嬉しさと有り難みを感じる次第です。
―――――

 
 
 
67【クサビラ神】
―――――
ふざけた見た目ナンバーワンの神様だけど笑、こいつには格好いいエピソードが。滋賀県草津市の東で遠い昔、大きな飢饉があった時に、それまでになかったキノコが神社の神域に大量発生したらしい。それを食べたことで餓死せずに済んだ住民たちは、以来キノコを崇めて、その神社を「菌神社(くさびらじんじゃ)」と呼ぶようになったそうで。人々を救ったキノコの神様、イケメンに見えてきませんか。
―――――

 
 
 
68【龍】
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もはや「龍」を知らない人はいないですよね。でも、すっかりモンスター的な立ち位置で色々なゲームや映画などに出てくる龍ですが、元々は洪水や大雨を巻き起こす水の神様だったりします。昔の人は干ばつが辛い時にわざと龍を怒らせて水をもらったとか。鬼太郎シリーズで印象的なのは、第3シリーズの映画『最強妖怪軍団!日本上陸!!』かな。ラスボス一歩手前辺りでドカンと出てくるのですが、なかなか格好いいです。
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69【土用坊主】
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神奈川県相模原市にいたとされる土地の精霊!土用とは立春や立冬など春夏秋冬季節が変わる直前の十八日間のことで、この間は土いじりも草むしりもしちゃいけないと言われていたらしい(土用坊主の頭を引っ掻いてしまうから)。容姿が少し似ているけど、モグラなんかもこの一族だったりするのかなあ。
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70【金霊】
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かなだま。かねだま。十円玉みたいな物体とも、鶏卵のような玉とも言われているお金の霊。この金霊が入ってきた家は栄え、この金霊が出て行ってしまった家は滅びると言われていたそうです。水木しげる氏は幼少期にこれが飛んでいるところを見たと言っています。僕は見たことないなあ、UFOとの区別が難しそう。
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71【夜行さん】
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夜行さーん!!徳島県の節分の夜に現れると言われていた一つ目の鬼。首のない馬に乗って走る夜行さんに出会うとたちまち蹴り殺されるとされ、人々の夜歩きの戒めになっていたそうな。こういう夜に出歩いたらダメだよという教育につながる妖怪は本当に数が多いですね。鬼太郎シリーズでは、「初期は百鬼夜行の総大将としてぬらりひょんサイドにいた」「時にぬらりひょんより上の地位だった」「鬼太郎との一騎打ちに敗れて、鬼太郎サイドに寝返った」「第3シリーズから妖怪発明家として、鬼太郎に武器やマシーンを提供するキャラに」という流れの末、今ではすっかり鬼太郎ファミリーの準レギュラーとなっています。頼れるメカニックマン!
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72【座敷童】
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日本を代表する妖怪ざしきわらしー!!この子どもが家にいると栄えて、出て行かれると貧しくなると言われていたらしい。姿は滅多に見えないけど、見えた時は出て行く時が多く、「家の中で見知らぬ子どもを見かけたと思ったら、その後、急に貧乏になった」という声が多数あったそうで。こういう幸運左右系妖怪には、いつまでも一緒に住んでいて欲しいものです。
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73【閻魔大王】
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嘘をついた者の舌を抜き取ることで有名な「えんまだいおう」!人間を地獄送りを審判するとても偉い人!『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズでは、鬼太郎や目玉のおやじとは古くからの付き合い設定で、特に目玉のおやじとは飲み仲間 笑。なので、何かと便宜を図ることも多いし、地獄で起きた厄介ごとを解決してもらうことも多い。地獄の王よ、中立的立場をがんばれ笑
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74【井戸の神】
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井戸の神は、つまりは水の神で、この神様を怒らせると水が濁ったりすると言われていたらしい。そのために神棚を作ったり、水を汲む時は手を叩いて敬意を表したり、そういう作法が生まれたとか。「すけべな顔をしている」という伝記もあるらしく、それがちょっと拍子抜けで「水の神すけべなんかい」とつい笑ってしまいます笑。
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75【シーサー】
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沖縄を代表する守り神・シーサー!!もう誰もが知っている知名度抜群の霊獣ですね。目には見えない悪霊から家を守る力があるそうなので、みんな門などの前にシーサーの石像を置いていたりします。アニメ版の鬼太郎では第3シリーズから登場。第3シリーズでは鬼太郎の仲間として、地中に回転して潜る能力で大活躍。他のシリーズでは南方妖怪に区分されることが多め。沖縄ですしね!
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76・77
【麒麟獅子と猩猩】
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鳥取の妖怪なので、ブロンズ像も二体分!?きりんじしとしょうじょう。麒麟獅子舞という鳥取県東部に伝わる伝統芸能があって、子どもの頭を獅子の口でくわえて無益息災を祈っているそうです。映画『妖怪大戦争』で神木隆之介が獅子に頭をガブっとされ、選ばれし者として悪者妖怪と闘いますが、設定は違えど、それがこれです笑
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78【方相氏】
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僕が好きな妖怪五本指に入る方相氏(ほうそうし)!こんなに怖い見た目で正義の神様なのですよ。ギャップが凄くないですか笑?四つの目は、絶えず四方に気を配り、悪鬼の出現を許さないためだそうです。魍魎(もうりょう)の出現を事前に摘んだり、とにかく人間界の治安を維持するために存在する神様。現代においてあまり妖怪を見る機会がなくなってしまったのはこの方相氏の力があまりにも強大になってしまったからという考え方もあり?笑
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79【川赤子】
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ここから再び日本各地で出没したと言われる妖怪のブロンズ像が立ち並びます!こいつは「かわあかご」!沼や池で「オギャー」と泣く妖怪。人間が慌てて声がする方に助けに行くと、今度は逆側から「オギャー」と聞こえる。そうやって人間を錯乱して、池や沼に足を踏み外させるらしい。姿を見た人はいないらしい。誰だって焦って助けに走っちゃうよね…迷惑な話です…
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80【濡れ女】
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ぬれおんなー!!下半身は蛇の形をした恐ろしい妖怪です。尻尾は約327メートルほど先まで届くので、狙われたら基本的にもう助からなかったらしい。濡れ女の正体には諸説あり、102体目の牛鬼と一緒に行動する化身としての伝記や、20体目の姑獲鳥に変化して赤ちゃんの辛みで人を襲う伝記などが残されている。『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズでも強敵中の強敵で、実写版『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』ではラスボスとして完全なる物語のキーになってました!絶対に会いたくないっす……笑
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81・82
【鬼太郎と目玉おやじ】
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八体目となる鬼太郎!ロード内中腹にある大正橋に腰かけています。手に平には目玉おやじがちょこんと。この鬼太郎が一番リラックスしているように見えて笑、僕個人としては一番好きな鬼太郎ブロンズ像です。ブロンズ像なりに、やっぱり自然体が一番。
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83【小豆洗い】
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衝撃の二体目!!ねこ娘、一反木綿、ぬりかべ、砂かけ婆、こなき爺が一体しかいないのに、なぜ小豆洗いが二体いるのか…笑。これは僕の中で「水木しげるロード七不思議」の一つだったりします、何か明確な理由を知っている人がいたら教えてください…笑。
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84【ガラッパ】
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奄美大島などに住んでいたとされる南方の足が長い河童。山の中で会う生物で、悪口を言ったりすればたちまち色々な危害を加えられるけど、友達になればよく川魚が釣れたらしい。北海道のコロポックルとかそういった妖精的な立ち位置で存在した妖怪なのかなあとか個人的には思っています。
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85【蟹坊主】
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山梨県山梨市にいた妖怪・蟹坊主!住職が変わる度に一晩で姿を消してしまう寺が昔あって、その沢に住む蟹坊主が食べていたかららしい。アニメ鬼太郎の第3シリーズではエンディング曲がこの蟹坊主の絵から始まるので、それがすごく印象に残っている人も多いんじゃないかなと思います。第5シリーズではぬらりひょん一味の一人として、敵キャラたちを乗せて活躍している姿がちょっとカッコイイ!
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86【かみきり】
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人の髪をスパッと切ってしまう妖怪。「ゾーっとする気分になったと同時に、髪の毛が勝手に振り乱れて、気付いた時には髪の毛が床に落ちている」みたいなことが起きたらそれは「髪切り」の仕業らしい。今だったら絶対ストーカーとかのせいにしてしまいそうだけど笑、このかみきりの目的は一体なんだったんだろう。
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87【一反木綿】
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鹿児島に出現したと言われる一反(約10メートル)の白い布の霊。人間の首に巻き付いたり、顔を覆って息の根を止めようとしてくる凶悪な妖怪だったんだそうです。それもあってか、『ゲゲゲの鬼太郎』では目玉おやじをしてベテランと言わしめるほど豊富な戦闘経験を持っている設定で、鬼太郎たちの大きな戦力となっています!「第3シリーズから口調が鹿児島弁化して、第3と第6に関しては少し博多弁混じり」という少しマニアックな知識もここに記しておきます笑
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88【袖引小僧】
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よく埼玉県に現れたといわれる無害な妖怪。夕暮れ時に道を歩いていると、後ろから袖を引かれる、でも誰もいない。そんな時は袖引小僧の仕業と言われていたらしい。「人間以外の何かがこの世界にいる」ということを知らせる妖怪だったのかもしれないですね。とにもかくにも、妖怪とは思えない程に、かわいいブロンズ像です笑。
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89【豆腐小僧】
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雨が降るとお盆に水が浸って良い感じの豆腐小僧!それにしてもこのブロンズ像が不自然なほどに超巨大なんです!それに比べてがしゃどくろや見上げ入道が小さくてびっくりする…。聞いた噂によると「各ブロンズ像には出資者がおり、この豆腐小僧に出資した豆腐屋さんがめちゃくちゃ出資した」とのこと。すごい想いだなあ笑、真相はいかに。
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90【すねこすり】
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神木隆之介が子役時代に主演した『妖怪大戦争』で出てきたすねこすり。その映画公開を境に可愛さあまりに一気に大ブレイク!雨降る夜や狭い道を急いでいる時に、足をまとわりつく感覚がある時、それはすねこすりの仕業と言われていたらしい。「急いだら危ないよ」と教えてくれていた優しい妖怪なんじゃないかと僕は思う笑。
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91【カシャボ】
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カシャボ!可愛いのか可愛くないのかよく分からない妖怪 笑!和歌山や三重では河童が冬になって山に入るとカシャボに変化すると言われていたようです。こいつが人懐こくて、山からわざわざ民家まで降りてきてくるとのこと。ただ、悪気があってかなくてか、家畜などを隠してしまう習性があって困りもの。アニメ版鬼太郎に出てくる時は何故かめっちゃくちゃ蛍光ムラサキです笑
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92【べとべとさん】
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暗い夜道を歩いていると、後ろから付いてくる妖怪。「べとべとさん先におこし」と言うと、スーッと何かが前を歩いていく気配がして、それからは足音がしなくなるという。水木しげる氏が幼少期に出会った妖怪の一つで、その時はのんのんばあが一緒で、彼にこの攻略方法を指南したようです。ロード内を歩いているとべとべとさんグッズを見かける機会がよくありますし、このブロンズ像の前で「べとべとさん先におこし」と言っている小学校低学年の少年を見かけた時には、最高に萌えます笑
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93【がしゃどくろ】
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がしゃどくろは野原で死んだ人々の恨みでできる骸骨の妖怪!巨大な体を用いて、アニメ版鬼太郎では毎度のこと大暴れ。ウエンツ瑛士の実写版『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌』でもラスボス一歩手前の存在として大暴走してました。そんなこんなの、がしゃどくろ。好きな話があるので、ここに書いておきます。ある男が野原で野宿→目にタケノコを生やした「痛い」というドクロを発見→取ってあげる→「私はこの野原で叔父に殺された」&「大晦日に私の両親のところに行って欲しい」→男、行く→ドクロの霊が家に招き入れ、ご馳走と財を渡して消える→そこに両親登場→事の次第を話す→叔父を逮捕。タケノコが生えたドクロは助けるべき。
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94【朱の盆】
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しゅのぼん!鬼太郎のアニメシリーズではおなじみの顔一面真っ赤な妖怪!ぬらりひょんの右腕として活躍?する愛すべきヘタレです笑!戦闘能力が低めなのは実際のところもそうで、福島に出現したとされるんですが、様々な知人に化けては、相手が驚きで死ぬまで、この顔を唐突に見せ続けるらしい。狸の一種なんですかね。
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95【山童】
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二種類いる「やまわろ」(もう一体は133体目に)。こっちのやまわろは九州で目撃された妖怪で、コミュニケーション能力が高いのか、米や麦や御神酒をあげると、人間の山仕事を手伝ってくれていたとのこと。このやまわろの正体は河童で、九州地方の多くの地域で、「河童が秋になると山に入り、やまわろになる」と伝えられています。91体目のカシャボと同じシステム!
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96【雷獣】
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落雷の時に現れる妖怪。雷と共に下界に落ちてくるとか、普段は山の中に住んでいるとか、地中に住んでいるとか諸説あります。イタチみたいな見た目をしていて、ピ、ピカチュウってもしかして…とか思う笑。アニメ版鬼太郎では第3シリーズと第5シリーズで鬼太郎と激闘を繰り広げています。第5シリーズの映画版では四十七士として最終決戦で覚醒、鬼太郎に力を貸すドラマチックな展開も見所な妖怪です!
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97【やまびこ】
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別名・呼子(よぶこ)!山に向かって「ヤッホー」と言うと、それが山々に反響して返ってくる。これを昔の人は妖怪の仕業だと思っていたらしい。山にいる妖怪はこういう声を出す妖怪がとても多いので、当時は誤解も仕方がないことだったのかもしれないですね。『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズでもかなり頻繁に出演する妖怪で、愛くるしい見た目が人気だったりします。
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98【山爺】
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やまじじい!高知県の山中によく現れたという妖怪。目が一つ足一つの不気味な容姿で、歯は猿の頭などを簡単にかみ砕くような力があったとか。山爺に食われないように、山中で眠るときは周りに動物の骨をおいて眠ったような話もあります。一種のおまじない。鬼太郎のアニメ第6シリーズ第4話で、ゲゲゲの森に来た少年が怒らせていたのは、何を隠そうこの山爺です。
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99【土ころび】
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かわいいフォルムの土ころび!妖怪の特徴として二種類の言い伝えがあって、「西日本の土ころびは、噛みついたり人を襲う土の球体」「中部地方の土ころびは、転がって人のルートを変えて、何かしらの危害から守る旅人の味方」と言われています。真逆過ぎるけど、僕はどうせ遭うなら後者に会いたいです…噛みつかれたくはない…笑
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100【ねこ娘】
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『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズで無くてはならない存在のねこ娘!!『墓場鬼太郎』の寝子さんがモデルとなって誕生→第1シリーズは第20話だけゲスト出演→第2シリーズからレギュラー化→第3シリーズから鬼太郎と呼び捨てで呼び合う仲に(それまでは鬼太郎ちゃん、鬼太郎さん)→第6シリーズから大進化、という流れ笑。話は逸れるけど、もし次にブロンズ像が増えるなら「寝子&ユメコ&マナの歴代女性が並列している横で猫娘がキーってしている四体」のブロンズ像を求む笑
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101【海坊主】
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全国各地の海に現れる妖怪で、海の神様に初物を捧げなかったりすると現れて、船をひっくり返すなんて言われていたりする。凶暴な海坊主と鬼太郎が闘う時は大迫力な戦闘シーンになるのですが、とにかくこのブロンズ像がかわいくて仕方がない笑。よくこのブロンズ像と2ショットを撮ってます笑
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102【石見の牛鬼】
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いわみのうしおに。別名・牛鬼(ぎゅうき)。西日本の海や川でよく出現したという獰猛で恐ろしい妖怪。「毒を流して魚を獲ろうとしている人たちの元に、美女に化けてやめてくださいと言いに行ったものの、言うことを聞かずに毒を流したので、その人間たちを全滅するまで食い殺した」など、人間にチャンスを与えてから、獰猛さを発揮するタイプの牛鬼もいたそうです。自然を守る番人的なところはあるのかも。『ゲゲゲの鬼太郎』では強敵中の強敵でいつも鬼太郎が苦しめられる相手です。見るからに強いもんね。
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103【浪小僧】
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静岡県浜松市に現れたという妖怪。浪小僧、大雨で浮かれて陸に上がる→日が照り、戻れなくなる→近所の少年が助けてあげる→後日、大干ばつで浜松ピンチ→少年が海辺にいると浪小僧登場→先日の御礼にお父さんに雨降らせてもらいますね→これからは波を鳴らして天気を伝えますね(というオプション付き笑)。これによってこの地域の人は干ばつから救われて、その後天気を予想することができるようになったらしい。鬼太郎シリーズでも愛くるしいキャラで、たまに出てきてはちょこっと活躍する善良な妖怪です。
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104【ぬりかべ】
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鬼太郎の頼れる仲間・塗壁!!福岡県遠賀郡に出たことがあるという妖怪で、水木しげる氏もパプアニューギニアで兵隊をしていた時にジャングルの中で遭遇したと言っています。急に壁が現れて右にも左にも行けなくなるらしい。鬼太郎がピンチの時にドーンと出現する塗壁はいつも大迫力で格好よく、その分、このブロンズ像は物凄く小さいので残念で仕方がありません笑
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105【足長手長】
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長崎、山形、福島などで目撃された足がめっちゃ長い人と、手がめっちゃ長い人。この写真のようにタッグを組んで漁をしていることもあれば、単体で出現することもあったらしい。「ただのビックリ人間じゃないか」という風にも思うけど、こいつらが現れると天気が激しく変わったらしく、そういった意味ではれっきとした妖怪なのかもしれない。
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106【川うその化け物】
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人間に化けて驚かしたり騙したりしていたとされる川うその化け物。こいつに悪戯された人間は途端に元気がなくなり、何かに取り憑かれたような状態になると言われています。アニメ版の鬼太郎では、鬼太郎の仲間として出てくることが多く、第5シリーズではかわいいフォルムでねこ娘や一反木綿などに次ぐ準・鬼太郎軍団として頻繁に活躍しました。本物の川うそと戯れたことがありますが、本当に頭が良い動物なので、色々な目的をもって化けていたとしても、僕としては納得です笑
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107【ぬらりひょん】
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ついに登場!!ぬらりひょん!!心の隙を狙うのが上手い妖怪で、絶妙なタイミングで人間の家に上がり込んでは、誰にも気付かれずに部屋の隅でお茶を飲んでいたりしたらしい。妖怪の総大将と言われており、『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズでは鬼太郎を脅かす最大のライバルとして幾度となく立ちはだかるスーパーボス。以前はJR境港駅を出てすぐの場所にあったので、頭をやたら撫でられたのかブロンズが剥げてます。今はロード内の後半の方に。
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108【輪入道】
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京都の東洞院通りに出たとされる炎をまとった車輪。彼が通行する時は皆家の中に隠れたそうだけど、彼の通行をつい見てしまうと、家族に危害を加えられたりする。「好奇心は大概にしておけよ」というメッセージなのか。そんな戦闘能力もすこぶる高い輪入道ですが、実写版の妖怪映画などでは、しばしば滑稽なキャラで描かれることがあります。使い勝手が良いフォルムなんでしょうね笑
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109【たんころりん】
―――――
宮城県に出たとされる妖怪!柿の実を取らずにそのままにしておくと、柿の木がこんな感じの入道風な大男に化けて、町を歩きながら柿の木をまき散らすらしい(赤い顔をした男に化けて、夜に雨戸を叩くという説もある)。「実ったものは大切に食べようね」ということを子どもに教えて聞かせたい教訓系妖怪です!
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110【口裂け女】
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昭和54年に突如として出現した妖怪!大きなマスクをした女が薄暗がりに立っていて、「私ってキレイ?」と言いながらマスクを取ると、耳まで裂けた口があらわになったという。当時、日本全国で口裂け女を見たという話が上がったものの、しばらくして急に消息が分からなくなったらしい。全然まだ僕生まれてなかったからなあ。再び現れることはあるんですかね。
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111【ぬっぺっぽう】
―――――
別名・ぬっぺふほふ。廃れた寺などの周りを夜に徘徊しているだけの妖怪。寺の周りで野宿をした者が見たらしい。死体の塊と言われていて、攻撃して来ないとしても肉塊が動く様はかなり気持ちが悪いですよね。「神聖な寺の周りで野宿などをするな」というメッセージを伝えに来た使者だったりするのかな。良い方向に考え過ぎかな笑
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112【一つ目小僧】
―――――
江戸時代から目撃されていた一つ目の少年。掛け軸をくるくる巻き上げて落としたり、豆腐をなめたり、菓子箱の菓子を無断で食べたり、それを大人が注意すると「だまっていよ」と言って、振り返った子どもが一つ目だったらしい。むやみやたらに子どもを怒るなという戒めなのか、驚かしたがりなのか。アニメ版鬼太郎の第5シリーズでは、筆で書いた文字が現実になるウルトラ妖術を携えて登場。記憶に残る最高のストーリーを展開しています。観る機会があればぜひ!
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113【大かむろ】
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別名・たんたん坊!徳島県や新潟の佐渡島に出たとされるタヌキが化けた妖怪。夜中に人間が障子を開けたら、ニューっと大きな顔を出して驚かせていたとのこと。『ゲゲゲの鬼太郎』的には妖怪城を司るトリオの一人として、初期から第2シリーズ以外に毎回登場!攻撃力高めなタンを吐いたりしながら、人間界を征服しようと躍動する鬼太郎界を代表する悪者です!(なぜ妖怪城のもう一人の好敵手・かまいたちのブロンズ像がないのか不思議で仕方ない…)
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114【お歯黒べったり】
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夕闇迫る町外れの人気のない神社や寺に現れる妖怪。顔を隠した着物の姿の女性で、親切心や下心で声をかけたが最後。振り返った顔はのっぺらぼう。ニタッと笑った歯は黒塗りという恐ろしいインパクトで人間を脅かしてきます。アニメ版鬼太郎の第5シリーズでは妖怪横丁に住む妖怪の一人として、物語のクッション役で割と頻繁に出てきます。この顔で割と頻繁に出てくるものだから、たまにビックリします笑
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115【提灯小僧】
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小雨の降る夜、人が意味もなく殺された場所あたりに出る顔が真っ赤な12~13歳の少年。人が歩いているのを追い越しては、立ち止まって待つ。それを繰り返してくるらしい。何かメッセージがありそうで、それを言葉にできないのか。ちょっとその存在意義が気になる妖怪です。宮城県に出没したそうな。
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116【鉄鼠】
―――――
頼豪という僧侶が恨みで化けた妖怪。平安時代に京の皇子誕生に祈祷で貢献したが、褒美をすっぽかされて、皇子を殺すと決めて断食、そして絶命。その後、鉄鼠と化けて、皇子を殺害。しかし、それでは飽き足らず、比叡山にいるネズミたちを従えて、様々な経典を食い散らかしたとかなんとか。鬼太郎シリーズでの初登場は1980年代。第3シリーズでは鬼太郎を単独で葬ろうとして失敗、第5シリーズではぬらりひょんの手下として蟹坊主とセットで活動しています。
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117【高女】
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たかおんな!下半身がスーッと伸びて、身長が高くなる鬼の一種!男運がなくて嫉妬深い醜い女性がこの妖怪になると言われています。「今で言う風俗店」などの二階を外から覗いて歩く「今で言うメンヘラ」なヤバい妖怪です。それでいて脅かすだけでなくて人を食うらしいからタチが悪いよね…笑。
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118【すっぽんの幽霊】
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江戸時代にすっぽんが好き過ぎて食いまくってるマニアがいた→ある日すっぽん専門店に買い物に行く→店長が足が長いすっぽん顔の幽霊として待ち構えていた→その恐怖に二・三日震えが止まらず→以来すっぽんを食べれなくなった。好きな食べ物もほどほどにしなよという教訓なのか。いずれにしても、もっと他にブロンズ像にするべき妖怪はいたんじゃないかなと冷静に思う118体目……笑
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119【鍛冶媼】
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かじばばあ!高知県に昔現れたという妖怪。鍛冶屋の妻が道すがら狼に食い殺された結果、その狼を従える白狼になったらしい。それ以来、人を襲う獰猛な妖怪として生きるようになったという可哀そうな話。これは狼自体に霊力があったのか、とりあえずわちゃわちゃしていて「あまり良い写真が撮れなかったベスト3」のブロンズ像です笑。
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120【うわん】
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静かな夜道、静かな古屋敷、急に「うわん」と叫ぶ声で脅かすもの、それがうわんという妖怪です。その姿は全く見ることができないらしく、うわんという叫び声の意図も不明。アニメ版鬼太郎の第5シリーズでは、このうわんが神回を繰り広げています。これを観るまでは「意味分かんない妖怪だな」と内心思っていましたが、第5シリーズ以降、僕はうわんのすっかりファンです笑
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121【青女房】
―――――
鳥山石燕『今昔画図続百鬼』、尾田郷澄『百鬼夜行絵巻』などの江戸時代の妖怪画に残っている歴史ある青女房。男に捨てられた恨みでお化けとなり、男を殺すためにその場所に向かっていく妖怪です。この写真の青女房、鏡を持っているように見えますが、これ本当の鏡です。鏡に映る青女房もなかなか怖いですよ…
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122【百々爺】
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ももんじい!山奥で会うと必ず病みついてしまうという嫌な妖怪。深山に住むモモンガやムササビ類が町に出る時に百々爺の姿になるという説もあります。「だだをこねると、百々爺に食わせるぞ」と子どもに言うと大人しくなる、というような地方もあったそうです。鬼太郎シリーズでは妖怪大裁判の黒幕として鬼太郎を苦しめます。必殺技は髪毛針に対抗する技・鼻毛針。鼻毛針痛そうだな…と思いながらいつも観てます笑
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123【火取魔】
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石川県や高知県に出たとされる「ひとりま」!提灯を持って歩いていた際に、スーッと火が吸い取られるように消えたら、それは火取魔の仕業。でも、ある区間を過ぎるとスーッと火が元に戻るそうで不思議な話ですよね。ちなみにブロンズ像でも、他の資料で見る絵でも、この火取魔、足があって靴を履いてます。僕的には少しカッコいいなと思うビジュアルです笑
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124【ケンモン】
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水蝹(けんもん)!河童の一種だけど、鹿児島のガジュマルの林に住んでいた、沖縄でいうキジムナーみたいな存在の妖怪です!頭の皿には油が乗っていて、夜になると火をつけて海岸に出てくるとのこと。相撲が大好きなのは他の河童と変わらず、この地域でも人間に勝負を挑んでくることがあったとか。
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125【針女】
―――――
はりおんなー!!愛媛県に出たとされる髪の毛が鉤(カギ)状になっている妖怪で、これで男を引っかけては連れ去ってしまったという怖いやつ。アニメ版鬼太郎の第5シリーズでは、村に残された最後のおじさんと針女が山の中で長期戦をしているとこを鬼太郎が割って入り激闘を繰り広げます。その時は「影を鉤の髪で刺されたら動けなくなる」という針女の最強能力に鬼太郎勢はかなり苦しめられてました。
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126【水虎】
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すいこ!河童の親方的な存在でとても大きくて強い妖怪。福岡県の筑後川や滋賀県の琵琶湖辺りに出現した記録が残っているけど、身を隠す術に長けていて死体になるまで姿は見えなかったらしいです。年に一度必ず人を海中に引き入れて精気を吸っていたとのこと。アニメ版鬼太郎では第1シリーズからその猛威を振るっていて、鬼太郎たちは毎回大苦戦を強いられています。
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127【海女房】
―――――
島根県出雲市の十六島(うっぷるい)という漁村に伝わる妖怪。民家にやってきて、樽に付けてあるサバの塩漬けなどを食べて、その口直しに人を食おう(血を吸おう)とするクレイジーで凶暴なやつ。磯女、濡れ女、海辺に現れる女妖怪は怖いやつが多い……
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128【異獣】
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僕が好きな妖怪五本指に入る異獣!!いじゅう、と読みます。簡単に説明すると、「山の中で食べ物を分けてあげると、お礼に荷物を担いで山の出入り口まで運んでくれる妖怪」です。優しすぎる……笑!分け与える大切さ、律儀に恩を返す姿勢、こういう妖怪好き。新潟の山中で複数の人間が会ったことが『北越雪譜』に記録されていて、本当にいたみたいです異獣。おにぎりあげたい……
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129【雪女】
―――――
雪の降る夜に出現する雪女郎(ゆきじょろう)。もし言葉を交わしてしまうと食い殺されると言われています。すれ違う時は顔も見ず、完全スルーが鉄則。鬼太郎シリーズでは再三に渡って鬼太郎を苦しめる強敵ですが、たまに仲間になってくれることもあり、その時の戦力としての心強さは百人力だったりします!
―――――

 
 
 
130【こなき爺】
―――――
来ました、『ゲゲゲの鬼太郎』でおなじみのこなきじじー!!徳島の人気のない山奥に出たとされる妖怪で、おぎゃーと泣く声を聞いて「どうしてこんなところに赤ん坊が」と抱いてみれば、約188キロ~396キロほどに重たくなり、たちまちその重さで殺されてしまうとか。砂かけ婆と同じく、何でそんなことをするのか、鬼太郎に直撃インタビューしてもらいたいものです笑
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131【油すまし】
―――――
熊本県の天草に現れた妖怪!52体目のつるべおとしや57体目のさがりみたいに急に山道で現れたらしい。アニメ版鬼太郎では脇役として良いエッセンスを出すことが多い印象があります。水木しげる氏が創作したこの油すましのフォルムが今では一般的で、他の人の作品に出演する油すましも、これが元になっていますが、本来は全然違う形なんじゃないかと言われています。人の形をしていなかったのかな、気になる。
―――――

 
 
 
132【木の葉天狗】
―――――
このはてんぐ!アニメ版鬼太郎の第5シリーズでは、「天狗ポリス」として、日本の妖怪治安を守るために大量の木の葉天狗が出てきます。静岡県の大井川で目撃されたという妖怪。天狗と言えば「鼻が高くて山伏姿」が想像されがちですが、大昔の人は「鼻は高くなくて鳥の姿に似ている」と伝記しているそうですよ。
―――――

 
 
 
133【山𤢖】
―――――
二種類いる「やまわろ」(もう一体は95体目に)。こっちは長野県で目撃された静的な方のやまわろ。山の奥深くに住み、エビやカニを捕らえて食べていたとのこと(ブロンズ像、カニを持ってます、かわいい笑)。やまわろから危害を加えることはないけど、もし人間側が傷つけたり殺したりすると重い病気にかかってしまうそう。平和に行こう、平和に。
―――――

 
 
 
134【見上入道】
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みあげにゅーどー!!新潟や長崎などに現れたという妖怪で、夜中に坂道を登っていると出やすいとか。初めは小坊主が現れて、それがどんどん巨大になり、しまいには見ている人がひっくり返ってしまうという。見上入道だと気付いて「見上入道、見越したり」というとスーッと消えるらしい。『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズでは、かなり頻繁に出てくる敵キャラで、「妖怪学校の先生に扮して、がんばって妖怪を増やしたがるエピソード」は印象的。これに関しては、JR境港駅前のレリーフ作品『妖怪学校』にも、教鞭を振るう見上入道が描かれていたりします。気になる人はぜひチェックしてみてください!
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135【寒戸の婆】
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さむとのばんば。岩手県遠野市の寒戸という場所で、風の強い日に現れるというお婆さん。昔に突然姿を消した少女が、何十年も経って、久しぶりだなと言いながらこの姿で現れたと『遠野物語』に書かれているそう。どんな悪さをするとかはないけど、ジブリ感があるとってもミステリアスな妖怪です。
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136【豆狸】
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宮崎県を中心に西日本で出現したと言われる化けタヌキ、身体を引き延ばして八畳程度の家を作ることができます。俳諧師の魯山(ろざん)がこのタヌキが作った家に招かれて句会をした時のことを狸歌仙として世に残していたりします。頭が凄く良くて、色々なエピソードの中に、人間に負けない思考回路を感じる妖怪です。
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137【泥田坊】
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どろたぼう!!「田を返せ」と毎晩叫びながら田んぼの中を彷徨う妖怪。一生懸命田んぼを栄えさせた男性が病死→息子が横着者で田んぼを放ったらかし→人に売る→男性が泥田坊化、という流れで生まれた北陸地方の泥の化け物です。アニメ版鬼太郎の第2シリーズでは、記念すべき第1話を「vs泥田坊」で飾っていたりします。
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138【畳叩き】
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四国・中国・近畿地方に出たと言われる小人の形をした妖怪!夜中に畳をバタバタと叩くような音を立てるらしく、石の中に住んでいる石の精霊と言われてます。どんな目的や習性で音を立てるのか。騒音が苦手な僕としては勘弁してくれーと思ってしまう妖怪です笑。
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139【雨ふり小僧】
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雨師に仕える子どもの妖怪。狐に魚を渡されてお願いされる、雨を降らす、狐の嫁入りを手伝う、みたいな話も東北に残っているそうです。鬼太郎では初期からちょうどいい役どころで必ず出てくる妖怪。第1シリーズでは「人を殺せ」という赤紙を閻魔大王に渡されてワナワナ震えている姿が印象的(ねこ娘が代役を買って出る)だし、第6シリーズではたくろう火と、ディズニーシーのブラヴィッシーモ級な火と水の友情を見せてくれます笑。雨の日、傘が濡れている雨ふり小僧のブロンズ像は、なかなか味わいがあるので是非!
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140【算盤小僧】
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そろばんこぞう。京都府中部と兵庫県東部に現れたという妖怪。人気のない道で急に算盤を弾くような音を立てて、人を驚かして面白がっていたらしい。ただ、姿を見た者はいないようで、この地域の人たちが何かしらの怪奇を表現するために作りだした架空の生物というパターンも多いにあり得る、とにかく無害な小僧です。かわいい。
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141【エンコウ】
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中国地方や四国地方の河童の呼び名がエンコウ。金物を嫌う、相撲が好き、人に憑くなどの特徴があって、それはオーソドックスな河童とあまり変わらず。高知県南国市辺りでは未だにえんこう祭りといものがあり、子どもの水難事故防止を願って、キュウリを備えたりして祈願をしているそうです。
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142【岩魚坊主】
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いわなぼうず。「毒もみ」という毒で魚を殺す漁をしていた若者たち→一人のお坊さんが若者たちの元へ→毒もみをやめろと説得してくる→若者たちはそのお坊さんに美味しいものを食べさせて適当に帰らせた→毒もみの漁を再開→巨大な岩魚をゲット→家に帰って腹を切る→お坊さんに食べさせた食材が→若者たち真っ青。という岐阜県中津川市に出たとされる仲間想いの切ない岩魚の妖怪。アニメ版鬼太郎では水を自由に動かす妖力で力強い戦闘をしたりします。
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143【ねずみ男】
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寝そべりバージョン。三体目となるねずみ男!ロード内に四体のねずみ男ブロンズ像があります。さすが準主役なだけはある笑。この後ろに見える神戸ベーカリーさんでは、鬼太郎のキャラクターパンが食べられます。寝そべりバージョンねずみ男が目印です!
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144・145
【水木しげる夫妻】
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水木しげる氏の奥さんが書いた書籍『ゲゲゲの女房』のNHK連続テレビ小説放映を記念して建てられたブロンズ像。当初はJR堺港駅前にありましたが、今はロード内中腹にある大正橋の上にあります。実はこれと同じものが鳥取県庁にも建てられていて、知事が「日本人の夫婦像を代表する。夫婦仲が悪くなりそうになってもここに来れば仲直りできる、といったパワースポットになれば」とコメントを残しています。素敵!
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146【カワエロ】
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岐阜県揖斐郡や岐阜県関市などで目撃された河童の仲間!頭の皿に毒が入っているのが特徴で、それに伴う粘り気で川で泳いでいる人が出れなくなってしまうことがあったとか。子どもに化けて相撲を挑んだり、比較的平和な伝記が残っているので、皿の毒は事故だ!と僕は個人的に思っています笑。
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147【河童】
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日本を代表するキングオブ妖怪!河童の種類は本当に多いので、河童系ブロンズ像もたくさんあって混乱するけど。この向かい合って喋ってるやつがオーソドックスな正統派河童です。水木しげる氏は、河童を作品に出し過ぎて収集が付かなくなって打ち切ってしまった作品があるほど笑、河童が好きなお方です。アニメ版鬼太郎シリーズでも必ず河童が主人公のエピソードがあります。
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148【川猿】
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河童と猿と川うそが合体したような妖怪、その名も川猿。静岡で見かけられた妖怪で、酒好き、頭に皿はない、童子の容姿などの特徴があります。臆病な性質だけど、自分を助けてくれた人の顔は忘れないという優しさもあるらしい。そのあたりは川うその性質と似てますね。鬼太郎の物語では、ねずみ男を黙りしたり、鬼太郎の下に付いたり、西洋妖怪の魔女に消されたりします…苦笑
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149【ばけぞうり】
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僕が好きな妖怪五本指の一人・ばけぞうり!履物を粗末にする家にカラリン、コロリン、カンコロリンとやってくるらしい(鬼太郎のエンディング曲と何か関係がある?)。「靴や服は大事にしようね」というメッセージを伝えてくれる素晴らしいエコ妖怪。ぜひ現代にも出てきて、薄利多売企業やメルカリ中毒者に一矢を報いて欲しいと思うばかりです笑
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150【二口女】
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後頭部にも口がある妖怪。先妻の子どもに食事を与えずに餓死させると、その子どもの呪いでこうなる。耳を澄ますと後ろの口から「あやまれ」って聞こえるらしい。怖すぎるし、ちゃんと先妻の子どもにも優しくしようねという社会的なメッセージがありますね。『ゲゲゲの鬼太郎』的には妖怪城を司るトリオの一人として、初期から第2シリーズ以外に毎回登場!鬼太郎とアクロバティックな激戦を繰り広げる好敵手です!(なぜ妖怪城のもう一人の好敵手・かまいたちのブロンズ像がないのか不思議で仕方ない…)
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151【傘化け】
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付喪神(つくもがみ)という「霊が宿った物体」の代表例・かさばけ!この骨傘のお化けは、様々な伝記に登場するメジャー級妖怪で、歴代の鬼太郎シリーズにも繰り返し登場します。「一つ目で一本足で舌を出して笑っている愛嬌のある容姿」であることが多いので、一概にして親しみを持ちやすいやつかなと思います。雨上がり、このブロンズ像に水滴が付いていると、傘だけに味わい深さこの上なくてオススメです!
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152【あかなめ】
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風呂場の垢をなめる妖怪・あかなめ!垢を舐めること以外に特に何もしないので無害ではあるけど、ちょっと気持ち悪い笑。ということで、子どもに「ちゃんと掃除しないと妖怪が出るよ」と掃除の大切さを伝えることができる、学習・教訓的な意味合いが強い妖怪です。ちなみに、昔に放送されたテレビドラマ(それに合わせて漫画化された)『のんのんばあとオレ』では、第二話でガッツリ出てきます。気付く人は気付くと思いますが、水木しげる記念館の周りを『のんのんばあとオレ』に出てくる妖怪が固めているのが、個人的にはテンション上がる笑。
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153【瀬戸大将】
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頭がとっくり、胴体は鍋という全身が瀬戸物で形成されている付喪神(つくもがみ)!江戸時代中期に「瀬戸物が衰退→唐津焼が主流に→瀬戸物が復活」という流れがあったそうですが、その復活には、人間の知らないところでこの瀬戸大将が唐津焼たちと合戦をして勝ったからといわれているらしい。これが誰かの妄想だったとしても「本当に素晴らしい妄想だな、人間は無限大だな」と思う次第です笑。
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154【枕返し】
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枕を返す妖怪。そんな無意味なことを!と思われがちだけど、枕を返すという行為は、不吉なことだと言われていたので、単にいたずらでやっているわけではないと言われています。アニメ版の鬼太郎では鬼太郎と激戦を繰り広げることが多い枕返し。第6シリーズでは珍しく鬼太郎サイドで、魔法を使って目玉おやじをイケメンおやじに変身させるというあの話題のシーンを演出しました笑。
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155【三味長老】
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器物に霊が宿る付喪神(つくもがみ)パターンの妖怪。昔に名人に愛用されていた三味線が打ち捨てられ、妖怪化したものであると考えられています。隠岐の島には琵琶の付喪神である琵琶牧牧という妖怪のブロンズ像があったりしますが、付喪神は基本的に人間と友好関係を築いていこうとする優しい霊であることが大半です。
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156【ろくろくび】
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色々な日本ホラー映画に使われてきたことで知名度抜群のろくろ首!昼間は普通の女性と変わらないんだけど、夜になると首を伸ばして、男性や動物の性器から精気を吸い取るというかなりヤバい趣向の妖怪です笑。首の紫色の筋があるのが特徴らしいので、もし不自然な紫色の筋が入った女性を見かけたら、世の男性は念のため要注意です……
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157【毛羽毛現】
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けうけげん。こいつが住み着くとその家に病人が出たり、元気がなくなったりするという。ジメジメした汚いところに出る妖怪なので、152体目のあかなめや、159体目の白うねりと同じように、「掃除をすることの大切さ」を考えざるを得なくさせる生物なのかもしれません。あと、ちゃんと日光を取り入れなさいね、とか。
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158【白うねり】
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こちらも「お掃除は大切だよ妖怪シリーズ」の白うねり!!台所などで古い雑巾をほったらかしにしておくと、この白うねりという妖怪になる、と言われています。悪臭も凄い妖怪らしく、こいつが首や口に巻き付いてくるなんて想像もしたくないですね。アニメ版鬼太郎でもちょこちょこ出てくる白うねりですが、第3シリーズの映画『ゲゲゲの鬼太郎 激突!!異次元妖怪の大反乱』では強めの中ボスとして鬼太郎の前に立ちはだかります!ドラゴンみたいで見た目は格好いいんだけどね。いつかねずみ男と悪臭対決して欲しいわ笑
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159【網切り】
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あみきり!漁師の用いる魚網を洗濯物として干してる時や、蚊帳(蚊の侵入を防ぐための網目のテント)が不自然にスパッと切れている時は、このあみきりの仕業とされていたそうです。見た目が完全にザリガニですよね…笑。でも、昆虫や動物にしては意志がある気がするので、やはりあみきりも妖怪の一種なのだろうなあと思う次第です。
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160【ばく】
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妖怪というよりは霊獣である「ばく」こと「獏」!!中国の生まれで福島や熊本で伝承されていた「人の夢をエサに生きる生物」。悪い夢を見た時は「夕べの夢は獏にあげます」とか色々唱えると良いとされていたらしい。あの豊臣秀吉も、枕元に獏の絵を飾っていたというから相当みんなに頼りにされていた霊獣なんでしょうね。
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161【百目】
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身体に目が百個付いている妖怪ひゃくめ。こいつに会ってしまうと目玉一つ飛び出して、いつまでも追い回されるとのこと(夜限定)。「人は盗みを働くと体に目が生える」という言い伝えがあるので、その顛末がこれだぞ、という戒めによって生まれた妖怪かもしれない。ちなみに、水木しげる氏の作品『悪魔くん』の十二使徒の一人に「百目」という、もっとかわいい身体バージョンの百目が出てきます。
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162【小豆はかり】
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あずきを天井でパラパラ撒く音がしたり、一種のポルターガイストに近いことを夜分にしまくる妖怪!人とって食おうかと危険な香りを匂わせてくる小豆洗いと違って割と平和系ではある笑。ちなみに、昔に放送されたテレビドラマ(それに合わせて漫画化された)『のんのんばあとオレ』では結構メイン妖怪として後半ガッツリ出てきます。気付く人は気付くと思いますが、水木しげる記念館の周りを『のんのんばあとオレ』に出てくる妖怪が固めているのが、個人的にはテンション上がる笑。
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163・164
【のんのんばあとオレ】
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妖怪の知識がとにかく豊富な近所のおばあさん・のんのんばあ。幼少期、水木しげる氏に多大な影響を与えた人物です。この人なしでは水木しげる氏は語れません。そんなのんのんばあとオレ(水木しげる氏)を描いたテレビドラマと漫画作品が存在するのですが、これが非常に教育的で良いのです。機会があったら是非触れてみてください!
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165・166・167
【鬼太郎の家】
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水木しげる記念館の中庭にある妖怪ブロンズ像!全177体の内、唯一お金を払わないと見れない三体となります笑(水木しげる記念館の入館料)。この鬼太郎ハウスの中でねずみ男、目玉おやじ、鬼太郎がくつろいでいます。ちなみに、その右隣りにあるのは妖怪ポストで、ここから手紙を出すと、妖怪消印付きで本当に郵送することができます。ロード内や夢みなとタワーというところにも妖怪ポストはあるので、ぜひ利用してみてください!
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168・169
【山高帽の水木先生と目玉おやじ】
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国から授与される学術、芸術、技術開発等の功労者に送られる紫綬褒章。これを受賞した時の水木しげる氏の山高帽&モーニング姿をブロンズ像にしたものです!彼自身が一番興味を抱き、漫画にも描いた変わった生物学者・南方熊楠氏の服装に扮しているそうです。全然分からん…笑。ちなみに、全177体の内3箇所にしかない人間と妖怪が混在しているブロンズ像でもあります!
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170・171
【鬼太郎(赤ん坊)とお父さん】
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この銅像があることが嬉しすぎる!!墓場鬼太郎の名場面!!幽霊族最後の一人である鬼太郎が誕生し、その行く末を心配した父親の死体から目玉おやじが誕生し、二人で未来に向かって動き出す瞬間。2018年冬に訪問した際には全く見かけませんでしたが、この伝説のシーンを表現したスノードームがありまして、我が家の家宝だったりします笑。
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172【猫又】
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手毬ほどの火の玉をゆらゆらさせて家を燃やしたり、寝込みを脅したり、怪事を起こす妖怪!その正体は尾が二つに分かれた猫の化け物で、恨みを持った猫が長生きをするとこの猫又になるなど、色々な説があります。水木しげる氏の漫画の中に『猫又』という作品もありますし、NHK特別ドラマ『のんのんばあとオレ』で、のんのんばあが小学生時代の水木しげる氏に猫又の説明をする描写があったり、彼自身が影響された妖怪の一つであることは間違いありません。
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173【倉ぼっこ】
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東北地方に出現した倉ぼっこ。子どもの姿に似た妖怪で「倉わらし」という別名があります。こいつが倉から居なくなるとその家庭は一気に傾くと言われているので、もみ殻などを置いておいたり、食べるものは事足りるようにしておくと良かったらしい。鬼太郎シリーズにも倉ぼっこが主人公のエピソードが幾つかあり、ビジュアルがかわいいので、僕は結構好きな妖怪です。
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174【家鳴り】
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やなり!ブロンズ像の真上から迫力あるように撮りました笑!こいつはポルターガイストの和風版と呼べる妖怪で、昔は不可思議な家周りの音や揺れを「小鬼のいたずら」と解釈したそうです。でも、実際は色々な気象の兼ね合いで起こる「共鳴現象」である線は強く、人間が作り出した空想上の生き物なんじゃないかと言われてもいます。鬼太郎のアニメ第5シリーズでは、家鳴りによって妖怪城がぬらりひょんVer.として復活する一幕もあって、結構盛り上がります笑。
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175【ひょうとく】
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東北地方にいた妖怪!爺さん山に柴刈りに→怪しい穴を見つけてそこに柴を詰める→美しい女性が出てきて柴の御礼にと穴に招待→食事→醜い子どもを土産に持たされる→へそばかりいじくる子どもを見かねて爺さん箸でへそを突っつく→お金が出てくる→大金持ちに→婆さん欲に駆られて突きまくる→子ども死ぬ。という逸話があります。この子どもには、竜宮童子という別名があるらしいので、爺さんが入った穴は山バージョン竜宮城なんでしょうね笑。
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176【天井なめ】
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普段掃除できない天井をなめてくれるなら最高じゃん!と思うけど、この妖怪はその真逆!天井をなめることで、天井を汚します笑。昔の人は天井に不可解なシミを見つけると、この妖怪のせいにしていたそうです。天井っておいしいんですかね…笑。ちなみに「いそがし」という名前で、昔の書物に残っていることもあり、その関係性は謎です。
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177【いそがし】
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ついにラスト!いそがしは、「存在はしていたようだけど得体は知れない」という謎が多い妖怪。そんないそがしを水木しげる氏は、「この妖怪に憑り憑かれると、やたらに落ち着きがなくなる」というオリジナル設定で立ち回らせています。忙しく動き回ることで、安心感に得る。逆に大人しくしていると、何か悪さをしているような気持ちになる。高度経済成長期の日本人、今の狂ったように働く日本人を風刺するような妖怪ですよね笑。師走の時期にこの妖怪が活発になるらしいです。いそがしに取り憑かれないように気を付けて、年末はゆっくりと過ごしたいものです。
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+ + + + + + +
 
 
 
 
 
 
 
以上!!
 
妖怪ブロンズ像177体すべてを本気で撮影してみたでした!!
 
 
 
写真の整理、長文の打ち込み、最高に疲れた…笑。果たしてここまで熟読した人なんているのだろうか…笑。いや、飛ばし読みでも十分嬉しすぎますね(/・ω・)/
 
ここまで辿り着いた皆さん、
本当にありがとうございました!!
 
 
 
妖怪が今も
この世界にいるのか。
 
恐竜のように
絶滅してしまったのか。
 
僕には到底
検討も付かないけど。
 
 
 
こうやって
 
自分たちだけの世界ではないこと。
 
物を大切にする重要性。
 
環境を大切にする重要性。
 
誰かを大切にする重要性。
 
とかなんとか
 
 
 
人間として豊かになるためのエッセンスとして、様々なことを教えてくれる妖怪たちには感謝しかないなあと思います。
 
 
 
これからも引き続き
 
妖怪を愛して、
水木しげる氏の作品を愛して、
 
そして何より
正しい生き方をして。
 
 
妖怪たちに
「お前は良い人間だな」
「人間も捨てたもんじゃないな」
 
そんな風に思われる人間でありたいと
強く思う次第であります。
 
 

 
 
 
 
水木しげるロード、
皆さんも機会があれば是非
行ってみてください(/・ω・)/
 
今回は紹介できませんでしたが
鳥取県境港市は海町なので、
海鮮丼とかも
最高に美味しかったですよ!
 
 
 
僕は次いつ行けるかなあ。プライベートで何泊もする形ではもう当分行けない気がします。鳥取や島根に仕事で出張した際に日帰りで数時間滞在する形になりそう。
 
髪型が霊毛ちゃんちゃんこみたいな人を水木しげるロードで見かけた際には「映画監督の?」とぜひ声をかけてください!このブログをここまで読んでくださった人だと気付いて、すぐに反応するようにします。そして、時間の許す限り妖怪トーク、水木しげる氏トーク、鬼太郎トークなどしましょう(/・ω・)/
 
 
 
そんな感じで
僕の短い人生において、
一番長いブログでした笑。
 
最後までお読みくださり、
ありがとうございました!
 
 
 
 
 
小川光一
 
 
 
 
 
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