*小川光一出版情報*

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2013-11-13

微かな光を振り絞って




 
 
こんばんは!
岩手県陸前高田市より小川光一です。
 
今回の4ヶ月の滞在(NPO出向)も残り19日となりました。
 
 
 
 
 
 
 
 
僕が所属する桜ライン311も5度目の植樹シーズンがスタート。
 
今週末は第12回目の植樹会。
約100本近い桜の苗木が、市内の津波最高到達点に植えられます。
 
 
 
 
 



















(この季節にも咲く四季桜が顔を出していました。)






 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
最近は災害が本当に多いですね。
 
日本全国の台風被害や竜巻被害もそうですし、先日のフィリピンの台風に関してはもう毎日ニュースを見ながら泣きそうです。僕の友人は全員安否が取れ、少し安心はしましたが、それにしても凄まじい被害です。
 
レイテ島にたまたま居て生き延びた友人が昨晩の報道ステーションに出たり、紙メディア各種にて取材されたり引っ張りだこ。全国の友人の一部も、ほんとに一部ですが、それぞれ義援金の募集を始めたのを見かけます。
 
だけど、東北であまり動きが見えないのが悲しい。フィリピンは東日本大震災の時に3億円弱の義捐金をくれたそうで。恩返しするなら「今でしょ」むしろ「倍返しだ」と、流行語を使ってふざけてしまいたくなるくらい憤りを感じるんですよ。
 
所詮そんな額を出すのは日本政府でありますし、まだまだ東北も復興の最中で余裕がないのは僕はこの場所にいて重々分かるので仕方なくも思います。でも、市内の飲食店とかで、あーあー大変そうだねーそうだねーハハハ、みたいにテレビのニュースを見ながら会話しているこの街のおじさんおばさんとかに嫌悪したのは僕の事実。
 
 
 
 
 
そして、同じく僕の事実として、僕は無力。
 
 
 
伊豆大島の方に対してサッカー関係の支援を出来ないかという話を受け、水面下でコーディネートしているのが今で、フィリピンにいる友人の映像を受け取るなどしてどうにかこれから何か伝えられないかと悩んでるのが今で
 
 
その程度の僕は
 
 
結局、いま陸前高田市で映画を作っていて思う。
 
 
 
 
 
災害が起きて誰かが傷つく度に、
 
僕が減災に関する映画を作っている意味なんかあるんだろうかって思う。
 
悔しい。
 
 
 
 
  
 
 
災害は起きる。
 
 
僕が映画を作っている間にも
どこかの街で起きる。
 
 
これから映画を見てもらっていく間にも
見てない人の街で起きる。
 
 
 
 
 
その度に
 
誰かが命を落とす度に
 
誰かが悲しむ度に
 
 
 
僕は何を思うだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この世界には
「表象の不可能性」という言葉があるそうで。
 
 
 
 
ホロコーストや原爆など、
時間が逆戻りできないものを伝えることは
不可能ですよ。
 
という概念だそうで。 
 
 
 
 
かみくだいて言えば、悲劇と言われちゃうような出来事を映像、写真、言葉で表現したところで、思うように受け手に想像させることはできないし、むしろ想像させちゃだめだよ。その出来事を風化させないどころか、自己完結な物語にさせちゃうよ。
  
という概念だそうで。
 
 
 
 
 
 
 
 
これについては賛否両論が芸術界でもあるようで、僕自身の今までのことを振り返れば、表象が生みかねない誤解的なリスクについてはカンボジアのドキュメンタリー以来すごく感じていて、また、カフェ経営時代や映画、講演を通しても、なんともまあ伝えたいことが伝わらないんだろうと辛かったわけで。
 
 
 
 
 
 
 
 
結局、表象には限界がある。
 
 
言葉にも、音楽にも、
映像にも、僕にも、限界がある。
 
 
 
 
 
やっぱり僕は災害を前にして無力で、
 
僕の作る映像にも自信がない。
 
悔しい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
でも、
くそくらえとも思う。
 
完璧なものなんて作れる気は毛頭ない。
 
 
どんな有名なアーティストにだって
「100人中100人とも好き」
みたいな神様みたいな人は居ない訳で。
 
 
 
 
 
僕が
 
桜ライン311の活動を通して
その映像を通して
 
全国への減災意識の喚起をすることで
 
 
 
「あの映画見たおかげで
減災対策して
家族守れました。」
 
って人が
 
 
 
いつか1人でも
 
たった1人でも
 
 
 
何処かのこれから災害が起きる街に現れたら、
僕が映画を作った意味はあるのかなと思う。
 
桜ライン311の活動には、映像の力には、
そんだけの可能性があると信じています。
 
 
 
 
 
 
そのためにも
  
僕は今の自分が出せる101%の力を振り絞って
この映画を作り切りたいと思う。
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
先日に岩手県陸前高田市長・戸羽太氏をインタビューさせて頂いた時、
 
 
「私が周りに心配されてまで働き続けるのは悔しいから。
こんなところで潰れてたら、亡くなった方への責任果たせないじゃないですか。
悔しさっていうのは、誰にも負けないパワーに変わると思うんです。」
 
 
こんな話をしていました。
 
 
 
 
 
やれ、表象の不可能性だとか
 
やれ、映画を作る意味だとか
 
書きはしましたが
 
 
僕もまさしく
この無力感や悲しさ、
そして悔しさが全部エネルギーになって進んでる。
 
 
 
 
 
ウガンダの山奥だって
 
カンボジアのエイズ病棟だって
 
東日本大震災だって
 
全部そう。
 
 
 
無力感やネガティブな感情が常に混在していて
 
そんな中で紡ぎ出した微かな光が
僕をここまで走らせてくれた。
 
 
 
 
 
 
 
 
この度は、フィリピンや東ヨーロッパ、メキシコなどを中心とする世界各国、伊豆大島などを中心とする日本各地で災害に遭われた方のご冥福をお祈りいたします。
 
 
 
 
 
引き続き、
少しでも誰かの悲しみが生まれぬように
 
若輩者なりに
走り続けて参ります。
  
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
追伸
 
 
フィリピンなどに向けた義援金募集が各所で始まっています。
わずかでも構いませんので、ぜひご寄付など、ご協力よろしくお願いいたします。
 
ググっても何処に寄付したらいいか分からないという人は
僕にFBメッセージか何かで気軽に聞いてくださいね。
 
 
 
 
 
 
 
 
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        僕の執筆した本が現在出版中です! よろしくお願いします!
 
 
 
  ① 『あの街に桜が咲けば』小川光一著
「津波の最高到達点に桜の木を植える人々の記録」「彼らの命のメッセージを伝えるために全国各地を飛び回る僕の奮闘記」がミックスされたドキュメント本です。Amazonにて販売中(※「オンデマンド」というのが紙の本です)。
 
 
 
 
 
②『いつ大災害が起きても家族で生き延びる』小川光一著
かわいいネコたちと一緒に学ぶ防災対策本。いざという日に備えて今できることは何か、大切な人と一緒に知っておいて欲しい防災の知識をまとめたものになっています。全国書店にて(※Amazon等でも購入可能です)。
 
 
 
 
 
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ウガンダ共和国のホームスクールに7年間通い、その生活体験を綴ったエッセイ本です。ふざけて書いたり、大真面目に書いたり、僕の喜怒哀楽が詰まってます。Amazonにて販売中(※「オンデマンド」というのが紙の本です)。
 
 
 
 
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