『桜待ち』


 
 
どーも、
小川光一です(/・ω・)/!
 
全然ブログを更新しないことで有名な僕ですが、夏の終わりに向けて1つ拵えようと思います。
(本を出版しても、映画を全国公開させても、僕ブログを全く更新しないですからね…笑。「お前さすがに書けよ!」と自分でも思うわ…笑)
 
 
 
あっという間に
2か月が経ってしまいましたが
 
僕が精魂込めて製作した
『いつか君の花明かりには』
http://itsuhana.ifdef.jp
 
こちらの全国公開が始まりました!
わーい!ぱちぱち!

 
最近は毎週末そちらの上映と監督講演で全国を回る日々を過ごしています。今のところ、20名の会場から、200名の会場まで。様々な場所で映画を観てもらってます。来月は1000名会場があるのでそちらも楽しみですね。
 
 
 
 
 
愛称は「いつはな」。
 
防災啓発に関する
ドキュメンタリー映画
 
ということで
内容は大真面目です。
 
でも、温かい内容にまとめたつもりです。

「防災って堅苦しくないよ、怯えながらやるものでもないよ、大切な人のために、自分が手の届く範囲でやればいいんだよ」っていう想いを詰め込んだ47分間。
  
 
 
各会場で「帰って防災します」と沢山の方に声をかけてもらいます。全然ピンと来なかった感じで帰っていく人もいます。
 
災害が頻発している時期で「未来のことより緊急支援しろよ」と非難されることもあります。「今だからこそ観てよ」と僕は思います。
 
 
  

「まさか自分の町で災害が起きるとは思わなかった」と言いながら、大切な人を亡くして計り知れない後悔を抱えている人たちが、日本各地に沢山います。
  
彼らと交流を重ねて来た日々で、
心の底から思う。
 
 
被災された方々の平穏を祈ったり、支援をしたりすると同時に。同時にだよ。僕たちは「自分の町で起きたらどうするのか」、絶対に対策や知識を蓄えておくべきなんだよ。
 
 
 
いつか大きな災害が起きた時に、
 
「あの映画観たおかげで無事だった」
「あの映画観たおかげで家族守れた」
と誰か思ってくれた人がいたら
 
きっとそれが、
この映画を作った意味
になるんだと思う。 
 
その瞬間が1つでも多く生まれるように、
 
これから日本全国で上映講演、
頑張っていきたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さてさて
 
そんなこんなで、2か月遅れの
全国公開スタートの報告でしたが、
 
(やっぱり絶対に遅いよね…笑。
ちゃんとブログ更新しよう、うん…)
 
 
昨日9月12日(水)は、映画のラストに流れる主題歌『桜待ち』のCD発売日でした(/・ω・)/
 
わーい!ぱちぱち!
 
 
 
主題歌『桜待ち』を
作詞作曲してくださったのは
「butterfly inthe stomach」
というアーティストなんですが、
 
 
CD発売日当日に新宿のライブハウスで『桜待ち』を初披露するということで、僕も共同監督の山崎と一緒に会場に足を運んできました!!
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
『桜待ち』初披露の瞬間。
 
居合わせることができて、
本当に良かった。
 
 
映像編集の日々で
飽きるほど聴いた曲のはずなのに。
 
演奏中、
ずっと鳥肌が消えなかった。
 
 
あんなに長い時間
消えない鳥肌も珍しくて。
 
 
「この鳥肌くんに名前を付けなくては」
 
と思ったのがこのブログを
書き始めた理由かもしれない。
 
 
 
 
 
ライブ終了後の楽屋で
 
「一番後ろで何か大きいやつがノリノリに動いてるなと思ったら光一くんだった」とドラムの太郎さんに言われて、思わず笑ってしまったけど、それはそう。僕は映画監督である以前に、butterfly inthe stomachの長年のファンなわけで。
 
 
 
 
 
 
+ + + + +
 
 
2008年の春。
僕は下北沢の裏路地にあるCDショップにいた。
 
まだ動画サービスも今ほど普及していない時代、インディーズロックバンドの楽曲をそこで視聴しまくるのが僕の楽しみだった。
 
いつものように視聴していると、ある一曲に雷を打たれた。完全なるスパーキン。butterfly inthe stomachの『軋む夕暮れ』という曲だった。
 
そのCDをすぐに購入して、聴き込んだ。ボーカルギター小野さんが紡ぐ歌詞の情景が、それはもう丁寧に脳裏を走り回った。すごかった。スパーキンだった。
 
 
それからライブに行くようになった。
大学の文化祭とかにも駆け付けた。
 
当時男の人のファンって少なかったのかな。
気付けば小野さんと顔見知りになってた。
 
 
 
 
 

 
 
この上の写真は2009年5月に
撮ったやつなんだけど、
 
当時小野さんは25歳前後。
僕はまだ大学生だった。
 
色々な意味で若過ぎる…笑
 
 
 
 
 

 
 
まあ、それからも交流が続いて
これは2016年の写真かな?
 
7年ぶりの2ショット。
 
「それぞれの活動を頑張ることで
何か一緒にできる日が来るといいね」
みたいな話をしたこともあった気がする。
 
 
 
僕は24歳の時に
こんなツイートをしていて。
 
 

 
 
 
「まさかの」って言ったら
バタストに超失礼だけど笑
 
2014年に公開した前作品で
一足先にアジカン主題歌の夢が叶った。
 
 
次に映画を作る時はバタストだと
ずっと心に決めていた。
 
 
 
 
 
さっきも書いた通り、小野さんの作詞はいつも、頭に情景が思い浮かんで優しく走り回る。「堅苦しいテーマを温かさで崩す僕の映画スタイルに、小野さんが丁寧に紡ぐ言葉は絶対に合う」と思った。
 
 
 
主題歌の話を打診した時、自分はハッピーだから、真面目な想いに添えられるか分からないって、小野さんは不安そうだった。僕が求める楽曲が、小野さんの表現者としての作風を邪魔してしまわないか、僕も不安だった。
 
 
 
だけど、小野さんは
主題歌を作ることを決めてくれた。
 
「何気ない平穏な日常」
「なんとも言えない幸せな日常」
それらを守るために
温かく防災をするということ。
 
僕が映画に込めたかった想いに、
小野さんも日常側から
想いをシンクロさせてくれた。
 
 
 
 
 
主題歌の話を初めて打診したのが
確か2017年10月だったから、
 
構想期間も含め、
1年近い年月を経て
今回の『桜待ち』が生まれた。
 
 
初めてデモを聴いた時は
目頭が熱くなった。
 
僕の想像していたものを
遥かに超えた楽曲だったから。
 
 
 
映画の世界観に合い過ぎで、
あの時の興奮は
きっと忘れることはないと思う。
 
 
 
 
 
 
2018年7月。
 
CD発売よりも全国公開が先で、
 
まずは映画のお披露目に
小野さんと太郎さんが来てくれた。
 
太郎さんも映画の内容に
熱く共振してくれて
 
小野さんも
「この話を受けて
間違ってなかった」
と言ってくれた。
 
 
 
 
そして、2018年9月。
 
今度はバタスト側のお披露目に、
 
僕と山崎が行く番となり、
それが昨日だった
 
という話でありまして。
 
 
 

  
  
 
+ + + + +

 
 
 
 
 
なんかダラダラと
書き過ぎちゃいましたね苦笑。
 
 
まあつまり
何が言いたかったかというと、
 
 
「10年に渡って続いた小野さんと僕の交流は
一つ、この場所まで繋がっていたんだな」
 
と強く感じた昨日だったのです。 
 
 
 
 
 
なんかそういう時って
ありませんか?
 
「ああ、この人との関係は、
この瞬間のために続いていたのか」
 
みたいにハッとする感覚。
 
 
恋愛でも友情でも仕事でも。
たぶん何にでも言えるけど。
 
僕は昨日それを感じたんですよね。
 
 
なんかそれって
すごく素敵だなと思って。
 
 
 
 
 
そうやって
色々な人との関係が
昇華されていく
 
この感覚を意識しながら
生きていくだけで
 
もっと人生って
楽しくなるんじゃないかなって
 
そう思います。
 
 
 
この感覚って
何て言うんだろうね笑。
 
 
 
結局さ、
 
「この感覚」にも
 
「消えない鳥肌」にも
 
小野さんの「シュガーコートデイズ」ばりの秀逸なネーミングを、僕は付けれないけどさ。
 
 
 
まあ、いいんだ。
 
防災の本質に対する想いとして「いつか君の花明かりには」というタイトルを付けれた分、
 
僕はこの花明かりの意味を、
 
これからもっと
育てていこうと思うよ。
 
 
 
 
 
 
 

 

 

そんな感じで
 
『桜待ち』も
たくさんの深い意味が
込められた楽曲です。
 
バタストのライブ会場だけでなく、
いつはなの上映会場でも
可能な限り販売していく予定なので、
 
ぜひ皆さん、主題歌CDを
ゲットしてもらえたと思います!
 
よろしくお願いいたしまスパーキン!!
 
  
 
 
 
 
 
 
 
改めて、
このような素晴らしい楽曲を
僕の映画に提供してくれたこと。
 
butterfly inthe stomach関係者の皆さまに
心から感謝申し上げます。
 
 
そして、バタストファンの皆さま、
各上映会場に映画を観に来てくださって
ありがとうございます!
 
こんなに来てもらえると思ってなくて
心の中で結構いつも感激してたりします。
 
 
真面目な雰囲気の会場が多いので、質疑応答の時間とか手を上げづらいと思うけど、ぜひ主題歌に関する質問とかして欲しいなあと思ってます笑。バタストファンじゃない人も「これは書き下ろし曲なのか?」とか絶対に気になってますもん笑
 
 
 
 
 
明日は朝から『いつか君の花明かりには』鳥取初上映に行ってきます!がんばる!
 
最後まで読んでくださり
ありがとうございました(/・ω・)/!
 
 
 
 
 
小川光一
 
 
 
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