確実な大きな一歩


2013年3月3日、アメリカの医療チームが
母子感染によってHIVと共に生まれた新生児の治癒に
初めて成功したというニュースが昨日流れた。
  
新生児への抗レトロウイルス薬投与を生後30時間以内から開始した。
今までの事例からすると大きな賭けにも思えるこの行為は1歳6か月まで継続。
  
29日目にウイルスは消滅し、2歳半になる今、陽性は出ないという。
  
  
ウイルスが完全に撲滅できたわけではないそうですが、この治療法でウイルスレベルは通常の薬剤治療を行う必要がない程度まで下がるという見解がある。
 
 
 
これは確かな大きな進歩。
  
  
ウガンダでHIV遺児の支援をしたり、
カンボジアでHIVに関するドキュメンタリーを作ったり、
  
何かとHIVに縁のある僕は
このニュースを見たとき思わず右手を握り締めた。
 
 
別にHIVの問題をどうにかしたい人間ではない。
どちらかというと水問題に興味があるし、
今は東北に住んで復興を目指す人達のサポートをしている。
 
 
 
でもHIVは僕にとって明らかに他人事には思えない問題です。
 
 
 
HIVによって苦しむ人、
 
 
悲しむ家族が
 
 
1人でも着実に減って欲しい。
 
 
 
 
 
小川光一