*小川光一出版情報*

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2015-09-29

『日本の空に見えたんだ』




 
 
 
 
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アフリカ・ウガンダ共和国
2015年6月渡航の記録
<第四弾>
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(※この文章及び写真はNPO法人MUKWANOのサポートメンバーとして現地へ1人渡航し、その日々の中で体感及び撮影したものとなります。)
 
 
 
第一弾 『ンコミエオという魔法』
http://koichi-ogawa.blogspot.jp/2015/07/blog-post_18.html
 
第二弾 『君の瞳にナイルパーチ』
http://koichi-ogawa.blogspot.jp/2015/07/blog-post_24.html
 
第三弾 『雨水の紅茶』
http://koichi-ogawa.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html
 
 
 
 
 
 
 



ウガンダ共和国の山奥、
 
過ごした日々も
あっという間に過ぎ。
 
 
この場所を去る日が来た。
 
 
 
ホームスクールの運営支援をしているNPO法人のサポートメンバーとして来訪。子どもたちの学び舎のために今回も様々な業務を行ってきたけど、大体が終わって、いよいよ荷造り。
 
 
 
荷造りをしながら、
想い出を想い出す。
 
 
 
想い出を想い出すって
変な日本語だな。
 
 
 
 
 
 
 
僕がこの場所に初めて来た時は2010年2月。ウガンダの教育は 7・3・3 制で、このホームスクールはその「7」にあたる。小学生的な?
 
 
当時P1やP2だったガキンチョは、P6やP7という最上級生軍団になっていて、新しいガキンチョたちの世話をする側の存在になっていたわけだ。
 
 
彼らとの絆はとっても深く。ベタベタ甘えてくるガキンチョだった頃の彼らは、未だに僕の記憶に残っているし、5年前の僕と交わした会話などを、彼らはよく覚えている。
 
 
 
 
 
例えば、この僕に抱っこされている「ワスア」というおちびくん。
 
 

2010年2月のワスワ

  
  
2015年6月のワスワ
  
  


  
ぐおーーーーー
 
イケメン化してますよね?

顔付きのたくましさ、
豹変してますよね笑?
 
そうなんです、
今では先生たちもすごく頼りにしてる
生徒の1人なのです。
 
 
 
 
 
そんなワスアや、他のみんなと、バイバイするのはとても寂しいことで。もしかしたら最上級生たちの多くとはもう再会することも叶わないかもしれない。そう思うと余計に寂しくて。
 
この気持ちに名前を付けるとしたら
寂しさのスパイラルってやつです。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
少し話は逸れますが
 
今回の渡航で計算外
だったことが一つあります。
 
それは
女子生徒たちからの人気
 
 
 
総じて、
女性は女子生徒と、
男性は男子生徒と
仲良くなるもので。
 
 
 
なので、毎回僕は若干女子生徒と仲良くなることは諦め気味だったけど、今回はそれはそれは男子だけじゃなく、女子にも囲まれる囲まれる。
 
 
 
その1つの要因として
言語力のアップ
あったかなと思う。
 
 
 
 
 
3回目の渡航となる今回は、
不思議とどんどんと
ガンダ語が入ってきた。
 
ノートにその言葉の数々を整理してみると、
最終的になんと400語
 
 
 
400語も分かると、
実に色んな話題を展開できるし
(勿論簡単な文章、
稚拙なレベルではあります)、
 
ちょっとした小ボケを挟んで、
みんなを笑わすこともできる。 
 
 
僕の先生となってくれた人たちは沢山いたけど、何よりも一番の先生だったのは子どもたち
 
僕がガンダ語の勉強をしていると、それを見つけてはすぐに子どもたちが駆け付けてきて、「じゃあ今から私が発音するから、kokoも言ってみて!」なんて強制授業の始まり。
 
一緒にみんなとホームスクールの敷地内をフラフラ歩きながら「これはカリトゥンシーって木だよ!」「石はルガンダ語でココトゥだよ!」なんて指差し会話レッスンをしたこともあった。

その子どもたちの授業が結構楽しくて、単語数が一気に増えたところは事実ある気がする。写真は僕のノートを取り囲み、次に僕に何を教えるか話し合っている子供たち。
 
 
 

 
 
 
 
 
やっぱり現地の言葉を使うと
みんな喜ぶのは
世界各国どこでも共通に
言えることですよね。
 
 
それが400語も覚えてくれたとなると、
みんな喜ぶ以上に、
 
その国に対する
姿勢や愛情として
評価してくれて、
 
ポジティブに受け取ってくれる
って強く思いました。 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
まあそんなこんなで
話を戻すと、
 
沢山仲良くなった上で
お別れの時間。
 
 
 
 
その結果、
 
 
 
 
ふてくされるやつ多数…笑
 
 
 
 
 
 
今回は男子だけじゃなく、
女子もふてくされる。
 
特にこのギフトっていう女の子の
ふてくされよう半端じゃなかった。
 
一緒に写真撮っても笑わないのね。笑
 
 
(この後、凄くオラオラな勢いで、
「何で帰るの?理由は?理由は?」
みたいに暫く怒られました…笑)
 
 
 
 
  

 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
うーーーん、
 
上手く言葉で表現できないけど、
 
 
  
 
 
彼らは、
人に対して
 
正直に、
まっすぐ、
 

ぶつかってくる。
 
 
 
 
そう思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
前回のブログでは「ペットボトルの水が、僕たちを近付けるけど、遠ざける。」っていう話を書きましたが、それ以上に大きな壁があります。それは肌の色。
 
 
『ムズングのシュートは切なく青空を舞って』 http://koichi-ogawa.blogspot.jp/2014/04/blog-post_6.html 1年前に書いたこの記事で、肌の色について「ふぁーーーー」ってなってる僕を垣間見ることが出来ますが、
 
 
 
 
 
やっぱり子供たちの
まっすぐで正直な態度を見ると、
 
白と黒って
なんだか関係ない。
 
 
そう思った。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この国では本当にジロジロと白人を見てくる。
そんなに穏やかな目じゃない。
 
ムズングだムズングだと言ってくる
 
 
 
 
 
でも、
白人だからって
気にしてたのは
 
きっと
僕の方もだ。
 
 
 
 
 
日本でだって僕は
頭半分金髪の時あるし、
 
たくさんの人に
二度見とかされる訳で笑
 
 
そういう日本人の方が
よっぽど人を見た目で
判断しているのかもしれない。
 
 
 
 
 
 
 
 
子供たちは僕に対して
いつだって
 
心でぶつかって来ていた。
 
 
 
 
 
僕はどうだろう。
 
 
 
 
 
君はどうだろう。
 
 
 
 
 
なんだか日本という恵まれた、
サービスやモノで
溢れた日本で、
 
上下関係とか
その場の空気とか、
色んなもので
心を濁しながら、

人に対して、
接していないだろうか。
 
キレイな心で
ぶつかれてるだろうか。
 
 
 
 
 
自分に問いかけてみながら、
僕はこの山奥を去った。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
近くのルワマグワという村で
少しだけ仮眠をして、
 
それから
深夜バスに乗った。
 
 
 
 
 
ウガンダでは
深夜バスビジネスが
最近始まったらしい。
 
 
 
初体験だったから
ワクワクしてたけど
 
蓋を開けてみたら、
 
深夜の方が安いから、
席足りねえだろってくらい
ぎゅうぎゅう詰め。
 
 
おんぼろバス過ぎるから
もうカオス。
 
 
 
 
 
 
何より僕が
大変だったのは
 
 
窓側の席だったのですが、
 
何回閉めても
 
ガタガタと
少し開く。笑
 
 
真夜中の疾走バス。
 
アフリカと言えど、
外温は寒い。
 
 
 
 
 
結果どうなったかというと、
 
ぎゅうぎゅう詰めで
体中汗まみれなのに
 
窓から冷風が
顔に向かって吹き荒び
左頬だけ低温火傷。笑
 
 
いてーよ、
馬鹿やろー。
 
 
でも、
寄生虫ジガーに比べたら
何の苦しみも無い。
 
 
でも、
深夜バス
乗るもんじゃない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そんなこんなで
清々しい朝がやって来た。
 
 
深夜バスが故障することもなく
しっかり走ってくれたことで、
 
 
拠点であるナンサナという街に
久しぶりに帰還。
 
 
 
 
 
「帰ってきたー!」って思いながら、バスを小さなジャンプで降りる。
 
ジガーやエンフーフ、暑さ、雨水。色んなことで苦戦した心身が素直に喜んでいた。
 
 
 
 
 
はて、
 
ここで不思議なことが起こった。
  
 
 
 
 
なぜか、
 
あの瞬間も、
今となっても、
 
不思議でならないけど
 
 
ウガンダの空が、
 
日本の空に見えた。
 
 
 
 
 
 
 
 
雲の感じといい、
 
 
 
空の青さ加減といい、
 
 
 
本来
一緒なんだろうけど、
 
 
 
僕いま
変な話してるんだろうけど、
 
 
 
日本の空にしか見えなかった。
 
 
 
 
 
 
 
その後もしばらく変な気分のまま移動したことを覚えてる。疲れてたせいで日本に帰国したみたいな錯覚をしてしまったのか、正直なんもわからん。
 
 
 
 
 
 
 
けど、
 
 
「僕たちは空でつながっている」
みたいな臭いセリフ、
 
はーふざけんなよって思ってたけど、
 
 
この日ちょっとだけ
分かったような気がした。
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
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