*小川光一出版情報*

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2014-03-10

泣かないで


 
 
(※この文章は2014年・2月ウガンダ共和国にて作成した文章です。なお、ブログ内で使用している写真はNPO法人MUKWANOのサポートメンバーとして現地で活動し、その日々の中で撮影したものとなります。)
 
 
 
 
  
4年ぶりに訪れた
山奥のホームスクール。





「koko!僕のこと覚えてる?」



たくさんの子供が僕に聞いてくる。































ウガンダ共和国の教育は7・3・3

 
このホームスクールには
P1~P7までがあるんだけど
(厳密に言うとBaby Classもある)

 
P1~P4はほとんど英語が話せない。
ガンダ語かニャンコレ語。
(上級生に通訳してもらうか、片言のガンダ語でコミュニケーションを取る)

 
なので4年前に訪れた時も結局英語がちゃんと出来るP5~P7の子と自然と仲良くなって、そして4年経った今全員ホームスクールに居ないわけで。
 

 
あいつはどこどこに行ったよ。

そんな話を聞く。





そして、当時のちびっこたち(P1~P3)が
お兄ちゃんお姉ちゃんになってたことがすごく感慨深く感じた。

 4年前そばをくっついて離れなかったやつらが
すかした顔で下級生を引っ張ってる。

そしてそんな元ちびっこたちも俺を覚えていてくれた。

「koko!koko!」



なんだか4年前のゲスト感、
おもてなしされる感がない。
自然と横に居てくれる。





その理由はヘッドティーチャー(教頭先生)
の最初の挨拶にあった気がする。


「ジャパニーズは一度来たら、
また戻って来るからって約束して
二度と来ない。
 
でもkokoは戻ってきた。
彼は違う人だぞ。」


子供たちも深く頷いていた。





正直、もし好奇心でこの場所に来たかったら、こんな山奥アドベンチャーなんて一回くれば自己充足感に満たされて僕も二度と来なかったかもしれない。







2週間ちょっとの短い時間だったけど、
子供たちとたくさんの話をした。

子供たちは日本のドナーのおかげで暮らせてる、
というのを先生に毎日のように聞かされてるようで
自ずと日本への関心が高い。

日本でマトケ(ウガンダの主食の芋)が
食べれないことに安定して驚愕するし、
 
津波がなんで起きるかとか、
雪ってなんだとか、色々話す。

 
 
お互いの将来とか。
  
 
誰々が好きだとか。

 
日本と変わらない話題も話す。

 



 
 
そんなこんなで月日が経って
ホームスクールを去る日。

(他のエピソードは
ジャンルや話題ごとに
後日取り上げていきます)




Farewell Party(お別れ会)を
子供たちと先生が開いてくれた。




先生たちの挨拶と、
子供たちの歌のプレゼント(8曲くらい?)。


アフリカ民族音楽に、
ボンゴとダンス。




そしてこのFarewell Party、
なんかよくわからないけど
普段ないはずの巻き込み型。

嫌な予感。





的中。





子供たちが笑顔で
僕のところにお迎えに来ること
 
5回。笑





なぜか僕もアフリカダンスを一緒にさせられる。
意外とクオリティが高かったらしく、
子供たち大歓声。





アフリカの民謡に併せて「ムーンウォーク×ヴォイスパーカッション」という隠し芸も披露してみたら、山奥に子供たちの怒号のような大歓声が鳴り響く始末。






そして、最後の曲に合わせて、

子供たちが思い思いのものを
施設内で集めて来て、
プレゼントしてくれる時間。


「フェーアフェーアフェーアウェール」
って歌いながら、長蛇の列。

花束や果物で一杯に。
























































なんだか、
ここを去るのがさみしいな。







校長のくそ長い上論点のずれた「あれを支援して欲しいよなお前ら」「これも支援して欲しいよなお前ら」という挨拶で一旦場内は興ざめしたけど、子供の代表挨拶で主旨が戻り。





最後、僕の挨拶。

英語で喋って、ヘッドティーチャーにガンダ語で同時通訳してもらう。




「4年前にこの場所に初めて来て、その時にまた戻って来たいって思った。

そう約束して戻って来ない人がほとんどなのは僕も知ってるけど、僕はそうならなかった。みんなにまた会えたんだ。

でも戻ってくるのが遅れてごめんね。

優しくしてくれてありがとう。もっと一緒にいれたらよかったけどお別れです。


人生は時として厳しい。

きっとみんなもこれからも困難にぶつかる瞬間がたくさんあると思います。

でも、そんなとき、知恵が僕たちを救います。

どうか一生懸命勉強をしてください。もっと、もっと。

僕は、努力は僕たちを裏切らない、そう信じてます。

不満を言ってたって何も変わらない。だらだら過ごしてたって何も変わらない。勉強して、自分の世界を変えてください。



あー、さみしいよ。みんなもさみしいと思ってくれてる?



みんなは本当に僕に優しかった。

たくさんの人がホワイトピープルホワイトピープルって僕を呼ぶけど、みんなは「koko」って呼んでくれた。


日本とウガンダはとっっても遠い。
ホワイトとブラックはとても違う。

でも僕たちは同じ地球にいる。

肌の色なんて関係ないし、空や心でつながってるって僕は信じてる。


僕はまた戻ってくる。
3度目、4度目って。


またみんなに会いに来るからね。
僕のこと、忘れるなよ。


ありがとう。」





何も台本なく喋り出した僕だけど、英語超苦手なくせに、どんどん出てくる出てくる。





そしてお別れ会終了。

と、同時に、
早く街に行かなきゃバス間に合わない。



急いで支度。



とりわけ仲良かった子供たちがすげーー寂しそうな涙溜めた顔で駆け寄ってくる。



「kokoもう行くの?」

「寂しいよ」

「ありがとう」



あー、泣かないで。




子供たちの純粋さに
自分の中の何かが壊れた。



また戻ってくるから。








 
 
 
 
 
 
 
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