年内最後の東北へ

 
 
「ちゃんとまた、みんなが、四つの感情の真ん中に立てますように。
喜怒哀楽の真ん中に立って、世界を見れますように。」
野田洋次郎 (RADWIMPSヴォーカル)
 
 
 

 
 
 
 
――――――――――――
 
 
 
 
9月後半。

僕は9度目の陸前高田に行った。
 
  
いつも以上に友人からの連絡が絶えなかった。
 
 
なぜなら原動機付自転車で往復するという行動に出たからだ。
 
往路も復路も台風直撃の中を前進し続けたことも理由に挙がる。

 
 
「小川光一が原付で長距離を移動する時は
高確率で雨が降る。」
 
 
 
この一部の人が信じている都市伝説を見事に体現したのだ。
 
 
 
 
 
実際道のりは険しく、
往復で運転時間は計40時間ほど。

その内の半分程は雨に打たれながら走っていたと思う。
 
幸い無事故で済んだが
現地での移動も含めた1400kmは
僕にとってもだいぶ根気を根っこから引きちぎられる経験だった。
 
 
  
  
 

 
























 
  
 
 
 
そして、1ヵ月と1週間が経過した今。
 
 
再び陸前高田へ行く日がやってきた。
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
はい!
 
今回も原付で行きたいと思います!笑
 
 
 
 
 
「懲りずに」
 
 
 
この言葉は誰と会話していても必ず頻出します。
 
 
 
でも僕には原付で行きたい理由があるんです。
 
 
 
・この原付が好き
実は10年に迫る勢いで乗っているこの原付。
そんな愛着のある原付を前回は
台風直撃でかなりいじめてしまって申し訳なく思っているのです。
そこで台風のリベンジも兼ねて、こいつと綺麗な想い出を作りたい。
 
 
 
・お金がない
なんといっても世界最強の燃費を誇るスーパーカブ。
ガソリン代1000円くらいで東京岩手を行き来することが可能。
携帯止まりそうだし、新幹線や深夜バス、レンタカーするお金がない
 
 
 
・スタンダード
原付で東北行くことにみんなが驚く&やらないということは
世間のスタンダードではないということ。
そこを当たり前だと思えるところまで自分の標準を高めていきたい。
 
でも、自転車や徒歩だと効率の問題で自分の中でアウト。
効率の範囲内で自分のスタンダードの幅を広げていきたい。
 
 
 
・来年を見据えて
来年の1月4日~4月2日辺りの3ヵ月間を陸前高田に住み込むことが決定。
でも現地に常に自分の好きな時に乗れる移動手段がない。
 
そこであまり雪が降らない陸前高田。
僕には原付があるよね、
1月は寒過ぎて原付で東京ー岩手はNGだよね、
4月は暖かくて原付で岩手ー東京はOKだよね。

あ、じゃあ今回は行きだけ原付で行って
原付を誰かに預けて帰りを深夜バスで戻れば
住み込む時に現地で使えて
4月の暖かい中で帰って来れるよね。

という算段。
 
 
 
 
 
 
そんな感じで原付に再チャレンジなのです。
 
 
 
今回も安定の雨男振り。
見事に出発予定日(6日)に1日中強い雨が降ったのですが、
前回よりもフレキシブルに予定を組んだ僕は1日遅らせたのです。
 
 
 
いよいよ明日(7日)の朝、
まずは宮城県仙台市を目指して走ります。
 
 
 
以下予定です。
 
 
  
 
 
7日夜~8日朝:仙台
 
仙台では純粋に中継地として
束の間の休息を友人宅で。
 
 
 
8日夜~11日昼:陸前高田
 
3泊4日ではありますが、
映像撮影とそれに類する会議。
桜ライン311さんの植樹会サポート。
その合間に今まで出会った方々に顔を出しに。
結構ハードなスケジュールを予定。
 
 
 
11日夜~13日朝:大船渡
 
友人宅でゆっくり、
前回行けなかったカフェびあんに行って
オムライスを食べるのも目標。
 
 
 
13日終日:一ノ関
 
ここでも心から慕う知人に
大変お世話になりつつ、
夜には高速バス(14日朝に新宿着)
 
 
 


行きは原付の為、
福島各地域,松島,石巻,気仙沼なども通ります。
 
 
余裕があれば降りてのんびりしてみます*
  
 
 
 
 
そんな感じで
1月から住み込むに辺り、
その前の最後の陸前高田になります。
 
 
色々と調整ができたらと思います。
 
 
また、偶然にも震災から1年8ヵ月にあたる11日に
陸前高田か大船渡にいるので
しっかり黙祷して参りたいと思います。
 
 
 
 
 
そして何より、
 
冬間近の東北地方に原付で行くということで
めちゃくちゃ防寒して
 
とにかく安全運転、
無事故で東京に戻ってきます。
 
 
 
 
 
 
 
それでは
明日に備えて寝るとします*
 
 
 
 
 
原付道中および現地での状況はTwitterで
つぶやいていきます。
 
@Koichi_Ogawa


どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
最後までありがとうございました^^!
 
 
 
 
 
光一